|
カテゴリ:人情話
出番が終わると、着物を干し、時には袴の結び紐にアイロンをかける。そして衣装をタンスにしまって片づける。そして口演記録と反省事項をまとめ終わると、ちょっとした虚脱状態になる。 何時も次の予定が入っていないから、目的意識の乏しい惰性的な日が続く。充電期間とはいうものの、これはあまり好ましい事ではない。そこで気持ちの持ち方を変えてみる事にした。 実は、過去の口演の中で、数日前の直前になってから、依頼の電話を受けたことが2~3度ある。既に4度の口演をしているところもあるので、その福祉施設で一度も口演してない話や、歌を6曲準備し、お声掛けをいただいた時には、何時でも役に立てるようにしようと決めた。たまたま、先般の10月14日に声掛けをいただいたが、重複したのでお断りをしたいきさつがあったから。 そこで、人情話は初めて口演する、天中軒雲月氏の「武田信玄」にしたい。これは巌流島と一緒に毎朝聴いているので、もうほとんど全編が体の中に沁みこんできている。あとは人様の前で出来るかどうかの所まで来ている。 歌は、多様な年齢層と男女を想定して、冠二郎の「炎」「都忘れの花のように」、三橋美智也の「哀愁列車」、アニメソングの「宇宙戦艦ヤマト」、コブクロの「天使達の歌」「風」にしたい。 「炎」は桜木町で披露済み。「哀愁列車」は一月ほど毎日練習していたので何とか人様の前でも可能。「天使達の歌」は口演用でなく自分の楽しみで歌っていたが、これもほぼ暗譜での弾き語りが可能。 「都忘れの花のように」は、マイ楽譜が作り終えたところ。コードはAm、Dm、E7の3つだけ。サビをストロークで出だしをアルペジオ風にやるとスローテンポの歌が唄いやすい。歌詞も情感がこもっていて覚えやすい。 「宇宙戦艦ヤマト」は自分で感じているよりもハイペース。ユーチューブで聞くとわりと高い音域。唄い手の佐々木さんが低音の魅力だから、つい勘違い。以前作ったマイ楽譜を作り直し。コード変更ではなく、どれだけ伸ばすかの変更。コードは短い曲だが数が多くDm、Am、F、A7、Asus4、B♭、C、C7、G、Gm等。前奏、間奏、終奏も省略のかたち。 「風」は久しぶりに聞いてみたら、マイ楽譜の作り直しが必要だった。前奏の弦弾きの音程の修正と、終末の部分もアルペジオでなくストロークに。それから思った以上に部分部分の歌唱がゆっくりなので、ストロークを力強く行う様にしてみよう。 この様に目的を定めてみると、毎日が急に忙しくなる。やるべきこと覚える事が多いからだ。その分だけ充実した時間となる。充電期間も工夫次第で実りの高いものになりそうだ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.07 14:54:24
コメント(0) | コメントを書く
[人情話] カテゴリの最新記事
|