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カテゴリ:ガーデニング
バラが一気に咲き出した。つるバラも開いて、美しい。第1回目のショータイムともいえる。全ての株の3分の2ほどのバラが、蕾を開いて、きれいな花の姿を見せている。カクテルとメイアンとプリンセス秩父は今が最高潮。その他のバラも、今日の30度近い暑さの中で、開花を加速させてきた。 昨年度から、バラの花々をブログにアップさせてきたが、いずれも一番開花の美しい状態を選んで画像を載せてきた。今年は今から、ちょっと趣向を変えて、花の咲き方の変化をとらえて、お伝えしようと思う。 花々を良く観察すると、花びらの開き具合によって、美しさの感じ方が違う。その時期、その時期なりの美しさがある。変化を全て捉えてこそ、その花を理解できることに通じるのではないか? 四変化の第一。人間でいえば、まだ赤ちゃんの時代、母親の保護を一身に受け、そこから立ち上がろうとする時期の姿。バラの花でいえば、がくによってしっかりと包まれていた固い蕾が、がくの包囲が無くなり、花びらを解かし出したところの姿。育ちざかりの生命力を感じる。 四変化の第二。思春期や青年期の時代。初々しさや溌剌とした姿。満開には至らぬが、若さゆえに人の目を惹きつける。一番の輝きを感じる。 四変化の第三。壮年期の時代。大人になって自分で歩きだし、人生の基盤を得て、自信あふれる時代。花びらをこれ以上開けない所まで精一杯に広げている姿。その花の固有的な長所を感じる。 四変化の第四。老年期・熟年期の時代。散り際を探しながら、静かに生き抜いている姿。全盛期にはない味わいがある。感謝と寂しさを感じる。この状態がすぐ見分けられるようになると、散る前日に花柄摘みが出来る様になる。 昔、映画や歌舞伎で、七変化というものがはやった。バラは意図して四変化をしているわけではない。ふさわしい時期が来たら静かに開き静かに散っている。「このバラの、四つの顔はどれかな?」と観察者が、その変化を楽しむものである。 それでは、私なりに、四変化を確認できたバラたちを紹介していこう。なお、まだ花がいっぱい咲いていないバラについては、今後の紹介をして行くことにする。
まずは、日当たりが良くて、開花が早い「子どもの庭」から。
マヌウメイアン
クィーン・エリザベス
プリンセス秩父
次に、「バラの小径」から。
ニコール
ゴールド・バニー
サマースノー
レーヌ・デ・ヴァイオレット
カクテル
四変化の有様は、形だけ少しずつ変わるもの。形と色が変わるもの。色だけ変わるもの。これが同じ花なのかと思うほど変化の激しいもの。様々である。それ故に、その変化がまた楽しい。懸命に咲き続けてくれる、数々のバラに感謝!また感謝!
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