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カテゴリ:トイプードルの ソラ
ハイ!ソラです。 それは突然やって来た! 昨日。9月18日の朝、何時もの父との散歩を済ませ、足やお尻を洗ってもらった後の事。父が定石通り、初めにお腹やお尻を拭いてくれた。 もちろん、「肛門は粘膜。強く拭いては駄目」とテレビで教えてもらっているから、父は、そっとお尻にタオルを触れた。それでも凄く痛かった。「痛い!」という気持ちを込めて、思わず「キャン!」と鳴いた。 父にとっては、この様なことは初めての体験。思わず私の尻尾を掴んでお尻の所を見ようとした。私はいやがって、じっと見せようとはしない。盛んに避けて動く。でも父は私の肛門の付近の皮膚が、幾分赤くなっていることに気付いたようだ。 父は早速、母にそのことを伝えている。母も私の患部を覗き込んだ。医者に診てもらう事で、話は決まったようだ! 朝食を食べ、父が何時もの日課の家事を済ませてから、山口先生の所に連れて行ってもらった。 母は患部に抗生物質の軟膏を塗ってくれようとしたが、矢張り先生に素のままの状態を見てもらった方がいいと判断して、取りやめた。痛い所を触られなくてよかった! ニャンコやワンコが先客でいて、30分ぐらい待って私の番になった。恐る恐る診察台の上にのぼる。リードが体から離された状態で、診てもらった。 父は、ネットで「去勢していない犬は、肛門腺腫になりやすい」とあったので、それに該当するかどうか先生に訪ねた。先生の見立てはそれとは違っていた。 「肛門腺の炎症で患部が腫れている」。「肛門腺は4時と8時の方向に二つある」。「腺の出口が肛門の所に来ている」。「それが雑菌などが入ったために、炎症を起こして詰まった」。「特殊な病気でなく、起りやすいもの」。 特別に難しい病気ではなさそうなので、父に安どの表情が見えた。それを見て、私の体の震えも収まって来た。でも先生の診断はまだ続いた。 「最悪の場合は、この腫れた所が破れます」。「その際は、患部をお湯で綺麗に洗い流して下さい」。「何もつけずに、そのまま連れて来て、見せて下さい」。 父の表情が、またちょっと戻った。何だか嫌な予感。痛みがひどくならねばよいが・・・。 これからの治療方針が決まった。「痛み止めと、炎症を押さえる薬を処方する」。「患部に触れると痛いので、塗り薬は使わない」。 「抗生物質は朝晩服用で、間を8時間は開ける」。「今日は帰ったらすぐに服用し、夜にもう1回服用」。 「痛み止めは今日はこれから注射をする」。明日から午前中に1回服用」。 父は先生から、薬のタイプはどんなものがいいかと尋ねられていた。「錠剤タイプ」「お菓子タイプ」「水薬タイプ」。結局錠剤タイプに落ち着いた。私が食事以外に時々人間の御菓子類をおねだりすることがあるので、それらと一緒にすれば何とかなると判断したらしい。 だが、その判断は甘かった。何でもかんでもたやすく食べるのではない。家に帰ってから、父母で相談し、父の昼食用のパンに薬をはさみ、マーガリンをつけて私の目の前に差し出した。 そっと臭いをかいだ。何だかいつもと違う不思議な臭い。恐る恐る舐める。マーガリンの味。でも一寸と固い異物があったので、それだけ食べなかった。父が苦笑いをしていた。 それでは最後の手段と、私の最愛の母が、私の口をグイと開けて、錠剤を入れた。この手は、薬を嫌がったコロちゃんにも通じた方法だ。けれど、私は2度ほど舌を使って、薬を外に落とした。 母は、その程度では引き下がらない。3度目は喉の奥の方に入れられたので、思わず飲み込んでしまった。見事な母の勝利に終わった。それからは、薬は母の担当となった。 その夜の散歩ではお通じがあった。色合いといい大きさといい、何時もの健康な時と一緒! 私も痛くなかった。嬉しかった。何時もの長い距離を父と歩いた。自然にふるまうことができた。 帰ってから体を洗って拭いてもらったり、ドライヤーで乾かしても大丈夫だった。薬のお蔭で、調子が良くなった。でも父が軽く触れて患部の確認をすると、まだ周囲がパンと膨れているのが分かったようだ。 今日は、朝も日中も大丈夫。夜の抗生物質の錠剤は、父が肉の切れ端にくるんで、私に食べさせた。お昼の時に、この肉の切れ端をたくさんもらっていたので、ついつい父にも騙されてしまった。 残念ながら、今夜は長い距離を散歩しても、お通じがなかった。父が心配して周回コースを少し戻って様子を見てくれた。だが、今夜はそんな気が起らなかった。まだ、本調子じゃないんだ!今夜もまだ、肛門の周りにしこりがあるみたいだ。父がペット用ウエットティッシューを使い、そっと触って確めていた! 早く良くなるといいな!
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