映画 けいおん!
映画というよりシリーズ全部の感想です。まったりした毎日を描いてます。大事件が起こるでもなく繰り返す日常。それがいい。事件が起きやすい親とか男の子は一切省いてるのもいい。変わらない日常を徹底して描くことでより一層、無常を感じてしまいます。夏フェスの夜に「これからもずっとみんなでバンドできたらいいね」唯のセリフで泣けました。卒業しても進路がみんな同じで別れが先延ばしになってよかったね。愛別離苦。この子たちに別れだとか挫折とかは似合わない。苦悩なんていらない。無常の象徴に“とんちゃん”がいます。この亀、水槽で平気で飼ってるけどウミガメくらい大きくなりますよ。続編を求める声があるようですがきっと蛇足になるでしょう。ここまでで名作として完成されてます。東京物語に匹敵するほど。そりゃちと言い過ぎましたかな?永遠に変わらないものなんてないのだけどもこの子たちはずっと変わらずにいてほしい。ずっとずっと。とんちゃんも。以上、オッサンが観た“けいおん!”でした。ブログランキング★テレビ・ラジオ情報