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カテゴリ:映画
![]() 8月21日(月)新宿ミラノ座1にて 元祖アメコミのヒーロー、スーパーマンが帰ってきました。リターンズの題名通り、リメイクではなく、本作はシリーズ3作目になります。(第3作「電子の要塞」第4作「最強の敵」とは、ストーリー的につながっていません) 2006年アメリカ・ワーナー映画。監督=ブライアン・シンガー。出演=ブランドン・ラウス、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マーズデン、ケビン・スペイシー ほか。 いまなぜスーパーマンなのか。無節操なほどアメコミ・ヒーローが映画化されている現在、商魂以外、必然性がありません。元祖、別格と特別扱いされているようですが、勝算がなければ、ゴーサインは出なかったでしょう。 前作から5年が経ち、自分探しの旅に出ていたスーパーマンが地球に帰ってきました。クラーク・ケント(ブランドン・ラウス)としてディリー・プラネット社に再就職します。最愛の女性ロイス(ケイト・ボスワース)は、子持ちになっていました。 宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)は釈放され、富豪の老婦人と結婚、その遺産を独り占めし、新たな悪事を計画。同時に、スーパーマンへの復讐に燃えるのでした。 元祖、真打ちの登場に相応しい、良質な映画です。娯楽映画の傑作、と褒めてもいいでしょう。同じ監督の「Xーメン」シリーズに較べると、本作のほうが映画としての本道を歩いています。「Xーメン」はミュータントの闘いですから、死闘に際限がありません。延々と闘いが続き、観ているほうが疲れてしまいます。 「スーパーマン」は、そのようなシーンはありません。超能力にも、アクションにも、節度があって、地味ではありますが、その分、荒唐無稽という感じはしませんでした。 スーパーマンが夜空にたたずむシーンなどは、ロマンチックでさえあります。2時間半はやや長いかもしれませんが、決して退屈はしません。途中で爆睡するかと心配しましたが、そんな暇はありませんでした。 何よりも、他のアメコミ作品より親しみが持てる点がいいです。ラストで意識を失ったスーパーマンに、ロイスがある秘密を打ち明けます。続編につながる秘密、といったら、ネタバレになるでしょうか。
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