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カテゴリ:映画
2009年11月26日(木)テレビ東京系午後のロードショー、13時30分~15時30分放送。 制作=2004年 イギリス/スペイン/イタリア/アメリカ/ルクセンブルク 93分。原作=オスカー・ワイルド「ウィンダミア卿夫人の扇」監督=マイク・バーカー。出演=スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、マーク・アンバース、ミレーナ・ヴコティッチほか、 1930年代の南イタリア、アマルフィ。ニューヨーク社交界の華、ロバート(マーク・アンバース)とメグ・ウィンダミア(スカーレット・ヨハンソン)夫妻は、この地で休暇を過ごしていました。ある日、メグの誕生日プレゼントを探していたロバートは、骨董屋で、派手な恋愛経験を重ねてきたアーリン夫人(ヘレン・ハント)と出会います。夫人の勧めで金の扇をプレゼントに選んだロバート。やがて社交界に、ロバートとアーリン夫人の仲を怪しむ噂が流れました。夫を信頼していたメグですが、その心は揺らぎ始めます。 庶民に較べると、自由奔放な上流社会の人々。倫理観がゆるいのは、特権意識のせいでしょうか。セレブでエリートだから、何をやっても、いやある程度のことは許される、と考えているのかもしれません。 金持ちで豪邸に住み、バカンスは別荘暮らし。こういう男に美女が寄ってくるのは、古今東西変わらぬ真理です。財産目的とわかっていても、折り込み済みですから動揺しません。適当にあしらい、楽しむ余裕もあります。 この人たちのもう一つの特徴は、噂好きでしょうか。特に老人や未亡人は、暇を持て余していますから、いわゆる井戸端会議が大好きです。カフェのテラスで、あるいはオペラ座のブースで、カップルのあらさがしに興じるのでした。 昆虫の観察を趣味とする少女が出てきますが、彼女はゴシップにも興味津々。双眼鏡で怪しい男女を見つけると、昆虫などそっちのけで、大いに探求心をそそられるようです。早くも社交界の悪習に染まっているのでした。 熟女と若手の2大女優の共演は、個人的趣味として若手に軍配をあげます。スカーレット・ヨハンソンは好きな女優の一人。この作品でも実に可愛いといえます。ヘレン・ハントも悪くはないですが、旬のスカーレットと較べられるとやはり損をしています。 アマルフィの美しい海岸も見所のひとつ。ひと夏の情事、あるいは優雅なバカンスを疑似体験したい人は、見ても損はしません。作品の出来も佳作といえますから、DVDを見つけたら借りてもいいのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月13日 15時16分27秒
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