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空想作家と専属イラストレーター&猫7匹の                 愛妻家の食卓

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2009.06.11
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第2章・『ポケットの中』その2

僕とレニィ話に夢中になっていた。

「9匹は凄いね」

「うん、それでいて皆そっくりなんだ」

「見分けられそうにないな・・・それで?水の中の世界ってどんな感じなの?」

「う~ん・・・とっても楽しい世界だよ。危険も多いけどね」

「危険?」

「そうだよ。おいらたちはどこに行っても弱者だからね・・・どこにいても危険なんだ」

「そうか・・・カエルも大変なんだね」

「うん・・・だけど、涼たちの世界に比べればそうでもないよ。勉強もしなくていいし、面倒なことは何にも無いから」

「そうかもしれないね・・・」

僕は少しレニィがうらやましくなった。

「涼?どうしたの?」

「あっ!ごめん・・・そうだ!バナナを持ってきたよ」

「バ・ナ・ナ?」

「うん。とっても甘くて美味しいこの世界のフルーツだよ」

僕はレニィの目の前にバナナを置いた。

「不思議な形・・・」

レニィはバナナを見るのが初めてらしく、バナナを隅々まで見渡して、匂いをかいだ。

「うん・・・甘くて美味しそうな匂い・・・でも、これってどうやって食べるの?」

「あっ、そうだね」

僕はもう1度バナナを手にとって、皮をむいて小さくちぎって、それをレニィに手渡した。

「いただきます」

レニィは大きく口をいっぱいに開け、バナナをほおばった。

「・・・」

「どう?美味しい?」

「・・・うん・・・凄く美味しい!」

レニィは丸い目をもっと丸くした。

「良かった、沢山食べて」

「ありがとう」

そして、レニィは美味しそうに体より大きなバナナを半分も食べた。

「お腹、まん丸になってる・・・気に入ったみたいだね」

「うん!凄く美味しかった!」

レニィは満足そうにお腹をぽんっと叩いた。

「いい音。でも、本当にはちきれそうだね」

僕も笑い、レニィも笑った。こうして、バナナはレニィの大好物になった。


それからレニィは僕の部屋にあるもの全てに興味を持ち、その1つ1つを僕に質問をした。

それを僕も1つ1つをできるだけ詳しく答えてあげた。

「ふぁー」

レニィがあくびをした。

「あっ、もうこんな時間・・・」

あまりに楽しくて、レニィが可笑しくて時間を忘れていた。

「レニィ、今日はもう寝ようか?僕は明日も学校っていう所に勉強をしに行かなくちゃいけないし・・・」

「そっか・・・」

レニィは寂しそうな顔をした。

「・・・その間どうしてる?」

「じゃあ、おいらもその学校って所に一緒に行く!」

「う~ん・・・それは無理だよ」

「そうだよね・・・じゃあ、おいらは適当に何かして涼が帰ってくるのを待っているよ、ここは楽しいし」

「うん。できるだけ早く帰るからね」

「うん!」

「でも、いいな・・・レニィは自由で・・・・」

僕はやっぱりレニィをうらやましく思った。

「涼は、仕方ないんでしょ?」

「そうだけど・・・うらやましくなるんだ」

「この世界は決まり事の多い世界だからね・・・大変だね」

「うん・・・でも、楽しみも出来たし頑張らないとね、さぁ寝よう」

そうして、僕がパジャマに着替えてベッドに入ると、レニィは僕が脱いでたたんでおいたズボンのポケットに入った。

「何してるの?レニィ?」

「何って、もう寝るんでしょ?」

「もしかして、そこで寝るつもりなの?・・・ベッドにおいでよ、とっても温かいよ?」

「大丈夫、ここがいいんだ。気に入ったんだ、凄く落ち着くんだもん・・・・」

そう言いながらレニィはポケットにもぐりこんだ。

「それならいいけど・・・それじゃあ、おやすみレニィ」

「うん、おやすみ涼・・・」

つづく。


お疲れ様でしたm(__)m

読んでくれて感謝しますm(__)m

夢ガエルのレニィと涼、良い仲になりそうですね

でも、本当にポケットを住み家にするとは・・・

さぁ、明日もお楽しみに☆

この後の敦聡の猫劇場も☆(実は僕が楽しみなんです、猫バカだから)

良平でしたm(__)m






骨密度が気になる敦聡です。
20歳(だったかな?)を境に減る一方だとかテレビで見て・・・気になります。

乳製品が体に合わず。そこで「お腹がゴロゴロしない」牛乳を飲んでみました。
確かにゴロゴロはしません。ゴロゴロはしないんだけどなぁ・・・・。



あ!マーギーが!



ma-gi-toreonn




マーギー「お前にサンが救えるか!

レオン「・・・レオンなのだ~雫




annje



アンジェ「サンーーー!サン!どこだーー!




もののけ姫・・・好きなんですよね~。



ma-gi-



マーギー「遊んでへんでムカッこれいい加減片付けたらどないやねん!」

まだ寒い日も有るかもしれないじゃーん。

マーギー「もう6月やんか!!いい加減しまえや!邪魔やねん!ただでさえ狭いのに!」




ma-gi-


あ。マーギーこんなとこで寝てる~音符

マーギーっておねぇ系なのか 口うるさいよね~。


ma-gi-



マーギー「起きとるで~ムカッ誰がおねぇ系やねん!
     俺が寝てるとおもうてすき放題言いおってからに!
     それよりレオンがおかしいで?」

へ?レオンが?



reonn



レオン「アンジェばかり可愛いって言われるけどレオンもいけてると思うのだ~」


あ・・・ナルシストレオンになってる?


いつものメンバーの猫劇場だね~。


・・・・・・は!  クリスは?  どこ?  どこ?



kurisu



クリス「相変わらず俺を忘れてるにゃ?ここにずっと居たのにゃ!ムカッ


あら~。ごめんよ?黒くてわかんなかったよ・・。

出番増やすから許して~雫



マーギーの心の叫び「やぁ 無情」ここをクリック




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Last updated  2009.06.11 20:08:13
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