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空想作家と専属イラストレーター&猫7匹の                 愛妻家の食卓

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2009.06.18
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カテゴリ:良平&敦聡

第4章・『涼、夢玉工場に行く』・その1

僕はレニィの言葉に耳を疑った。

〈レニィ、どういう事?夢玉って工場で作られているの?」

「そうだよ、ほとんどはね。でも、涼の夢玉は天然物だよ」

「僕のは天然?・・・よく分からないなぁ・・・
夢玉は捨てられた夢のかたまりなんでしょ?」

「そうだよ。でも、捨てられた時の形はこんなキレイじゃないんだ、普通はね」

「その普通も分からないけど・・・」

「まぁ、工場に行けば全て分かるから」

そう言ってレニィはにっこり微笑んだ。

「・・・それで?いつ行けるの?早くいきたいなぁ・・・」

僕は胸が高鳴った。

「そうだね・・・涼は学校があるから明後日、日曜日ってのはどう?」

「ホント?行く、行く!やったー!」

そうして、夢玉工場という不思議そうな工場に行くことが決まった。

その数日、僕はずっとワクワクドキドキしていたけど、
あえてレニィに工場の事は聞かなかった。

なぜならそれは僕なりに想像してみたかったからだった・・・

きっと凄く大きな工場で、見たことのない機械が立ち並び・・・いや、手作業かな?・・・
きっと不思議な夢の国の住人たちが沢山、働いている・・・

空想はどんどんふくらんでいった。

そして、待ちに待った日曜日!朝早く目がさめた僕はまだ寝ているレニィを起こした。

「レニィ!起きてよ、朝だよ!」

「うん・・・・って、まだ6時じゃないか・・・もう少しだけ寝かせてよ・・・」

そう言いながらレニィはポケットにもぐってしまった。

「もう、約束したのに・・・凄く楽しみだったんだから!」

「・・・」

仕方なく、いつでも出かけられる準備をしてレニィが起きるのを待っていた。

そして、レニィが起きたのは2時間ぐらいたった8時頃だった。

「おはよう涼、もう起きてたの?」

「えっ?起きてたのって、1度起こしたじゃないか」

「本当に?全然おぼえてないや・・・」

「・・・とにかく早く行こうよ!」

僕はもう待ちきれなかった。

「待って!今、着替えるから」

「もぉ・・・」

レニィはいつも通りのマイペースでアロハシャツに着替え、僕たちはやっと家を出た。

「レニィ、どっちに歩けばいいの?」

「とりあえず、おいらと出会ったあの田んぼ道まで!」

「あそこ?分かった!」

僕は急ぎ足であの田んぼ道へと向かった。

「ここだ・・・着いたよ!レニィ!」

すると、レニィはポケットからピョンと跳び出て歩きだした。

「ここからはおいらに付いて来て」

「うん!」

僕はワクワクしながらレニィの後ろについて、細い田んぼ道を歩いた。

そして、しばらく歩くと突然レニィは足を止めた。

「ここだよ!」

レニィが立ち止まった前にはとても古そうな井戸が1つ・・・

「ここって?この井戸のこと?」

「そうだよ」

井戸とは言っても今は使われている様子もなく、ボロもいいとこだった。

「そうだよって・・・ここが工場の入り口ってこと?」

「うん、工場だけの入り口ってわけじゃないけどね・・・とにかく準備はいい?」

「えっ!よくないよ・・・どうするの?無理だよ・・・」

つづく。



お疲れ様でしたm(__)m

読んでくれて感謝しますm(__)m

夢玉工場・・・全貌はまだでしたね・・・夢玉の元の姿はどんな物なのでしょうか?

たっぷり想像して次回、お楽しみに☆

完全なる天然、良平でしたm(__)m

敦聡、後はよろしくどきどきハート





激疲れ敦聡です。

今日は月に1度の病院の日でした。椎間板ヘルニアも良くなっていないのに
車を25分ほど運転して駐車場からポテポテ歩いてやっと到着しても・・

院内が広すぎるわ!

あぁ・・総合病院だからしっかり待たされるし(涙)

薬を貰いに行くだけなんですけどね。毎度疲れます。

さて、北海道まだ朝晩は冷える日も有ります。


又アンジェが・・・




annje


「今日はちょっと冷えるらね~。アンジェは夏生まれだから寒いのは苦手なのら~」

そうそう。日が当たって暑いのでカーテン閉めちゃったんだよね。



sannninn


レオン・・・又ベランダ出たくて お外 ガン見してるの?

レオン「いい天気なのだ~きらきらベランダでコロコロしたいのだ~」

暑いからママは嫌だよ・・


reonn


「えー!こんなに良い天気なのにお外駄目~?」

パパがいるとき出してもらいなね?




reonn


レオン「ちょっとだけでも駄目?」


・・・諦めてください・・

アンジェ「レオン兄ちゃん諦めるのら~」

ん?アンジェは何してるの?

アンジェ「ここ 暖かいのら~ハート(手書き)


annje



クリス「やっぱり駄目だったニャ。いつもの事にゃ。」

アンジェ「ガッカリなのら~。クリス兄ちゃんはガッカリじゃないのらか~?」

クリスはご飯以外は あまりおねだりしないもんね。。


ma-gi-


マーギー「やっぱり あかんかったん?」

クリス「うん。ママは暑い日は外出ないニャ。」

マーギー「家の中が一番やで~。外なんか出たら日焼けするやんか」

クリス「俺とマーギー兄ちゃんが手すりに上るから ママ見張ってないと駄目だから
   出してくれないんだよ・・・・雫





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Last updated  2009.06.18 19:51:22
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