テーマ:猫のいる生活(138968)
カテゴリ:良平
第8章『浮かぶ要塞』その1
シロウに別れを告げ、私達はホバートラックから小型ボートに乗り換え基地を目指した。 それは近づくにつれ、いっそう不気味さを増していった・・・ 「基地というより要塞といった感じ・・・」 〈本当に・・・〉 「それに人が居る感じがしない」 〈火星の科学力なら、無人なのかもしれませんね・・・〉 私とアレックスが話していると後ろに座っていたお父さんが海に何かを 見つけたようだった。 [何か沢山の影がボートを追って来ている] 「魚?」 [いや、少し違うような気がする、アレックス少しスピードを下げてくれ] 〈はい〉 そうしてスピードを下げると沢山の影は一気にボートに近づいて来た。 [んっ?まずい!カミツキイカだ!スピードを上げてくれ!」 〈はい!〉 再びアレックスはスピードを上げた。 「お父さん、カミツキイカとは何ですか?また危険な生き物なのですか?」 [頭足類の一種で体長50センチほどのイカという生物が進化したものだ、 群れになって動く物なら何にでも襲い掛かるとても凶暴な奴らだ、 しかし、絶滅したと思われていのだがまだ生き残りが居たとは・・・] 「もしかしてこれも彼らの仕業なのかしら・・・」 [そうあってもおかしくはないが、しかし、だとしたら彼らはいったい何の目的で生物を コントロールしているのだ・・・] 「地球人を破滅したい?」 [私達をどうにかしたいのなら遠回りすぎる] 〈そうですね、それは私も考えていました、彼らの科学力ならすぐにでも 私達を支配も滅ぼす事もできるはず〉 「それも全てあそこに行けば分かるのね・・・」 [そうだ・・・] 私達はフルスピードで基地に向かった。 そして叔父さんの言っていた黄色いブイが浮かぶ所にたどり着いた。 〈ここから基地の領域です〉 「バリアと言っていたけど、何も見えないのね」 〈何か投げてみたら分かりますよ〉 「そうね・・・」 私はコインを一つブイの向こうに投げてみた。 するとコインはジュッ!と音をたてて赤く光るとまるで紙が燃えるように一瞬にして燃え尽きてしまった。 「凄い・・・」 背筋がゾックッとした。 [レオナ何をやっているんだ!敵だと勘違いされたらここで終わってしまうのだぞ? 大人しく待っているんだ!] いつになくお父さんは気を張り詰めていた。 「ごめんなさい・・・」 そうして、待っていると基地から水面を這うように見た事もない楕円形の飛行物体が やってきた。 [いよいよだ・・・] 〈はい・・・〉「・・・」 その飛行物体は音も無く近づき止まった。 そして、その中から一人の男が現れた。 (特使のクラマ博士と助手のお二人ですね?) 見た感じは普通の人のように思えた。 [はい、私がクラマです] (お待ちしていました。今、バリアを解除しましたどうぞこちらにお乗りください) [はい・・・] 私たちは恐る恐る乗り移った・・・ つづく。 お疲れ様でしたm(__)m 読んでくれて感謝しますm(__)m 基地に何が待ち受けているのか・・・次回もお楽しみに もう週末ですか・・・時間よゆっくり過ぎてくれ・・・ そう心から思う良平でしたm(__)m敦聡はどうかな?・・・ 今日はお休みですm(__)m 応援の3ポチ☆宜しくお願いします 人気ブログランキングへ ↑皆に読んでもらいたい物語が沢山あります。応援してください。↑ ポチッと押してページを開くだけで応援と励みになりますm(__)m にほんブログ村 ↑よろしければこちらも応援してください。↑m(__)m よろしければポチしてください↑☆ このサイトは今年2月に発売になった「猫のなる木」を記念して作ったサイトです。 「猫のなる木」への想いはここをクリック 楽天ブックス ネットでの猫のなる木の注文はここで。 「猫のなる木」宜しくお願いしますm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[良平] カテゴリの最新記事
|
|