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空想作家と専属イラストレーター&猫7匹の                 愛妻家の食卓

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2009.11.17
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カテゴリ:良平&敦聡
第13章『帰還』その2

ユウは私の顔を見ると飛びついた。

〈ママー〉

「ユウ、いい子にしていた?」

〈うん、おばちゃんといっぱいお話した〉

「良かったね、じゃあ帰ろうか」

〈うん!〉

ユウは顔やしぐさまでアレックスに似ていた。私はユウが愛しくてたまらなかった。

〈ねぇママ、地球が丸いってホント?〉

「ホントよ」

〈じゃあ裏側がどうなっているのか知ってる?〉

何にでも興味を持つ年齢、またいつもの質問攻めが始まった。

「海よ、大きな海、でも今はどうなっているのかなぁ」

〈お魚、居る?〉

「たぶん沢山居ると思うわよ」

〈大きくなったら行ける?〉

「大きくなったらどこにだって行けるわよ」

内心、ユウの急成長に戸惑いがあった。

〈どこでも?じゃあ宇宙も?〉

「もちろん宇宙にだって行けるわよ」

〈・・・パパ、ロケットの操縦教えてくれるかなぁ〉

「いい子にしていたらね」

〈うん!〉

ユウはパイロットになりたいようだった。とにかくアレックスに憧れているようだった。

私はこうして毎日ユウと私はアレックスの帰りを待ちながら語り合い、過ごした。

〈あっ!パパが帰って来た〉

「じゃあ迎えに出てあげて」

〈うん!〉

ユウのアレックス似は聴覚からも分かった。
いつも私には分からないうちから迎えに出ていた。

〈パパ、お帰りなさい!〉

〈ただいま、ユウ。今日はユウにお土産があるぞ〉

〈僕に?何、何?〉

〈これだ〉

そういうとアレックスはアクリルの箱を取り出した。そして、そこには・・・

〈わぁー!何これ?〉

「まさかそれ・・・」

〈そう、ZEROだ〉

〈これがZERO?〉

「何を考えているのアレックス、そんなもの持ち帰るなんて!」

〈いや・・・迷い込んで来たのを誰かが見つけて・・・届けられたんだ〉

「だからといって持ち帰っていいわけないでしょ?すぐに捨ててきて!」

〈危険な物や害のある物も教えておこうと思って・・・〉

「でも、私は見たくないの・・・」

〈分かった。今すぐ捨てにいってくるから・・・ユウ、もういいだろ?パパに返しておくれ〉

〈えぇー、もう?〉

〈そんな小さな虫でも危険なんだぞ?よく姿を覚えておくんだ〉

〈こんなの僕は怖くないよ・・・〉

〈それはユウがこのZERO事を知らないからだ、そんな小さな虫でも沢山集まれば
怖いものになるんだ、ママも怖がっているだろ?〉

〈はい・・・〉

アレックスはユウからZEROを受け取ってすぐに捨てに行った。

「もう、二度と持って帰らないで、怖くはないけど思い出したくない事を思い出すから」

〈分かった〉

「・・・まだ頻繁に発見されるの?」

〈うん、時々〉

「あれだけ居たものね、天敵も居ないし・・・」

〈大丈夫だよ、操られない限りは〉

「・・・さぁ、ユウを寝かしましょう」

ユウはベッドでお気に入りの本を読んでいた。

〈ユウ、またその本を読んでいるのか?〉

その本は主人公の少年がロケットに乗って宇宙のいろんな星に旅をする物語だった。

〈うん、好きなんだもん〉

「ユウはパイロットになりたいのよね」

〈うん、だから大きくなったらロケットの操縦を教えてね、パパ〉

〈そうだな、ユウがうんと大きくなってからな〉

〈ホント?〉

〈あぁ、ユウはその本のようにロケットに乗って旅がしたいのか?〉

〈ううん、ママのためにおじいちゃんを探しに行くんだ、僕も会いたいし〉

「ユウ・・・」〈・・・〉

〈おじいちゃん、どこにいるのかなぁ〉

「・・・」

そういえばユウに1度言ったことがあった。
おじいちゃんはその本の主人公のように宇宙を旅しているんだと、

自分が言ったとはいえ、少し複雑だった・・・

ZEROの襲来で火星にまで行けるロケットやシャトルは全て破壊され、
科学者も亡くなり、修復が出来ずに放置されている。

そして、みんなは口を揃えてお父さんは助かっていないと言う。
もう年月が経ちすぎているからだ・・・

でも、私たちはまだ信じている。願っている。

そして、私たちの想いが現実になる時が突然に来た・・・

数日後の朝。

〔アレックス!レオナさん!〕

朝早くシロウが強くドアを叩いた。

〈どうしたんだ?ZEROの襲来か?〉

〔いや、もっと大変な事だ!〕

「何?」

〔街はずれに大型シャトルが着陸したと通報があったんです!〕

「大型シャトル?」

〈・・・まさか!〉

〔他に考えられないだろ、きっと火星からだ〕

〈よし!とにかく行ってみよう〉

「待って、私も行く!」

〈ダメだ!危険かもしれない、ユウとここに居てくれ、実態がわかり次第、連絡するから〉

「嫌よ!誰が何と言おうと絶対、行く!」

〈・・・〉

〔悪いが、ここで話し合っている暇はないぜ?〕

〈・・・仕方ない、一緒に行こう!〉

そうして私達はシロウのお母さんにユウの事を頼み、現場へと向かった・・・


      つづく。


お疲れ様でしたm(__)m 読んでくれて感謝しますm(__)m

博士は無事なのか・・・次回もお楽しみにウィンク

それじゃあ敦聡よろしくね手書きハート良平でしたm(__)m




まいど!大阪に住む道産子敦聡です。

夜はいつもお酒飲むんですけどね?

飲み終わった後記憶が無くて次の日食物がなくなっている現象が続いていてですね。

危機感を感じております(汗)

今日もお部屋の片づけをしましたが どうして入っていたところに元通りに入らないのかが

非情に不思議です。

これでもいらない物を大分処分したんですけどねぇ?

ニャンズは開かずの和室を開け放ったので昨日は興奮して和室に居ましたが

今日はもう飽きたのかいつものようにベットで寝ています。


おや?妙な物が・・・


te

体はマーギーですが・・・誰の手でしょう?でもこのはみ毛は・・・


ma-gi-


やはりマーギーでした。寝にくくないのかなぁ?


ma-gi-


「後ろでゴチャゴチャうるさいねん!どうでもええやんか!」

え~?だって気になるんだもん!

「ほんなら皆と寝るわ!」

猫団子だね?


nekodango

「これでええやろ?」

え~?何かこの猫団子おかしいよ?何でこんなに伸びてるの?


minnna


「にゃっはっはっは~!うちの猫団子は他とはちゃうねん!」

普通に寝てよ~・・・てかマーギー・・・高笑いやめて・・・。





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Last updated  2009.11.17 18:16:59
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