テーマ:猫のいる生活(136005)
カテゴリ:良平&敦聡
『仕込み』その2
〔そういう事でしたか、どうぞご自由に見学してください。しかし、 立ち入り禁止の場所へは危険ですので、絶対に立ち入らないでください〕 「解りました」 そうして、難なく俺達は発電所に侵入した。中はさながら要塞といった面持ちだった。 〔どうしてヘッドホンを?〕 歩きながら男は会話をしようとする。 「大きな音が苦手なんです」 〔そうなんですか・・・佐藤さんとはどこでお知り合いになられたのですか?〕 「以前ボランティアで・・・」 そうしてしばらく歩くと男は腹の調子が悪くなったのか急に腹を抱えた。 〔すみません、急にお腹が・・・トイレに行ってよいでしょうか? 私が居ない間も通路から出ずに自由に見学していてください〕 「はい、解りました」 クリス ノ 仕業 ダ 「クリスが?」 〈追い払う為に少しお腹に波動を流したの〉 「すまないな、手間がはぶけた。それじゃあ鴉、後は頼む、クリスも一緒に行ってくれ、 奴が戻ってきたら上手くごまかしておく」 [解った、任せろ Gutta cavat lapidem non vi sed saepe cadendo. (グッタ・カウァト・ラピデム・ノーン・ウィー・セド・サエペ・カデンドー) 滴は岩に力によってではなく、何度も落ちることによって、穴をあける・・・ これが最初の一滴だ!] 「そうだな」 そして、鴉とクリスは立ち入り禁止区域に消えて行った・・・ クッ クッ クッ 良 イ 流 レ ニ ナッ テ 来 タ ナ 「こんな事で、この世界を変えられるとは思ってはいない」 始 マ リ ハ コ ン ナ 物 ダ 「未だにお前の考えが解らない」 クッ クッ クッ 又 ソ ノ ウ チ 解 ル 何でも出し惜しみする黒蝿にまるで自ら悟れと言われている様だ・・・ そして、しばらくして男は帰ってきた。 〔すみませんでした・・・他のお二人は?〕 「会いませんでしたか?今、トイレに行きましたよ」 〔今?会いませんでしたよ、大丈夫でしょうか?〕 「あの二人なら大丈夫です、あぁ見えても彼等は優秀ですから」 〔そうですか、それではしばらく話をして待ちましょう〕 クッ クッ クッ 苦痛 ダ ナ 奴 ハ 野球 ト イ ウ 物 ガ 好 キ ラ シ イ 「僕は野球が好きなんですが、興味は無いですか?」 〔本当ですか?私も凄く大好きなんです!高校時代には甲子園に行きましたし、 今は草野球の監督もやっているんですよ!〕 後は男が好きな事を勝手に話続けた。俺は黒蝿の愚痴も聞きながら 適当に話を合わせた。 しかし、鴉とクリスがあまりに戻って来ないので心配をしだした。 〔それにしても遅すぎはしませんか?〕 「・・・迷ったのでしょうか?大丈夫とは思うのですが・・・」 〔少し様子を見てきます、ここを動かずに待っていてください〕 「解りました・・・」 クッ クッ クッ 本当 ニ 退屈 ナ 奴 ダ ナ 「そうだな・・・しかし、あれが普通の人間だ」 そうして、しばらくすると先に鴉とクリスが戻ってきた。 「鴉どうだった?」 [ばっちりだ] 「誰かに会ったか?操作室に行かなくてもいいのか?」 [誰にも会っていない、俺達は操作室の下に居たからな] 「何とかなったんだな?」 [心配するな、予定通りこの施設は停止する] 「よし、それならこんな所にもう用は無い、奴が戻ったら 打ち合わせ通り奴の記憶を消して戻ろう」 [そうだな] クッ クッ クッ 楽 シ イ ナ 耳無 ・ ・ ・ こうして俺達は計画的に、そして完璧に始めての仕込みを成功させた。 つづく。 お疲れ様でした。読んでくれて感謝しますm(__)m 仕込みは成功・・・どうなるでしょう? 物語はまだまだ続きます・・・ それじゃあ敦聡、あとは宜しくね良平でしたm(__)m 敦聡です。 昨日の日記にゼブラ柄のローブを見て「セレブみたい」といいたかった良さん。 昨夜「セブレ」「ゼブラ」に続き 「分った!セルフや!」 何だかガソリンスタンドを思い浮かべました。いい加減正解を教えてあげないといけません。 一昨日娘から電話があり1時間ほど話をしていて 「シロと僕とポケットの住人」に出てくるレニィがうまく描けない話をしたら 描いてくれました。 (以前連載していた物語で今はフリーページにおさまっています) メールが来ました。↓ 「おしい!レニィはまん丸な目が特徴なんだよ~」 「だってカエル正面から見たらこんな顔だったんだもん。」↓ リアルだ・・・。 「ズボンの色あれでよかった?」 「レニィはズボンはいてないんだよね(汗)」 「そうか~」 ってことでこれはボツですね。ありがとう。娘よ。 さて冷蔵庫からよく落ちるアンジェ。懲りません。 「楽しいらね~♪」 何回落ちても入るのね? 「レオン兄ちゃんに落とされたのら・・・」 「落ちたのだ~」 「アンジェそっちからじゃないと降りれないらよ・・・」 「困ったのだ~」 はいはい。よけてあげます。 「寝るらよ・・・」 アンジェ?寝方がおかしくない? 「もう、寝てるらよぉ~!」 返事してるじゃん! ランキングに参加しています☆宜しくお願いしますm(__)m にほんブログ村 ↑よろしければお願いします。↑m(__)m ふて寝アンジェに☆よろしければお願いします↑☆ このサイトは昨年2月に発売になった「猫のなる木」を記念して作ったサイトです。 「猫のなる木」への想いはここをクリック 楽天ブックス ネットでの猫のなる木の注文はここで。 「猫のなる木」宜しくお願いしますm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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