空想作家と専属イラストレーター＆猫７匹の 　　　 愛妻家の食卓

１９話・・・『初めての屋根の上』その２


そして、愛美ちゃんはいつもの屋根の中ほどに行き、いつものように座った。



「・・・」



窓から恐る恐る足を出し、そっと瓦に足を置く・・・



瓦はひんやりとしてザラザラで、何とも言えない感触、心地よいものではなかった。



《どうした？トラも見てるぞ》



見ると、いつの間にか、いつものように愛美ちゃんの隣にトラが座っていた。



「はいはい・・・」



僕は意を決して、身を乗り出した。



「怖い・・・」



夢の中じゃあ大丈夫だったのに・・・



「そっか、夢だと思おう」



何だか独り言が多い奴になってる・・・

僕はもう１度、意を決して窓を超え、両足を屋根につけ、そろりと窓から離れた。



「よし、大丈夫」



本当はちっとも大丈夫じゃなかったけど、１人と１匹のてまえ僕は頑張って足を進めた。



「ふぅーやった、来れた・・・」



《どんくさいな》



真顔で言われた。



「仕方ないだろ、屋根の上なんて初めてなんだから」



《私は初めから平気だったぞ》



意外に一人称は私なんだ・・・



「君が大丈夫だからって僕が大丈夫ってことはないだろ・・・」



《座ったらどうだ？座ったほうが安定するぞ》



「・・・うん」



僕は言われたとおり、彼女の隣に座った。



　　　　　　　　　　　　　つづく。




お疲れ様でした。読んでくれて感謝しますm(__)m

会話が成り立つようになった愛美ちゃん。これからの展開もお楽しみに・・・

それじゃあ敦聡、あとは宜しくね良平でしたm(__)m



敦聡です。

今日はちょっとバタバタしてるのでお礼だけ書かせてください。

コメントありがとうございました(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ

これからゆっくり訪問したいと思います。

猫劇場・・・明日は頑張ります。

今日のニャンズは寝てばかりでした。雨降りいやだなぁ。



ランキングに参加しています☆宜しくお願いしますm(__)m



にほんブログ村

↑よろしければお願いします。↑m(__)m




猫劇場・・・明日は頑張ります☆よろしければお願いします↑☆


このサイトは昨年２月に発売になった「猫のなる木」を記念して作ったサイトです。


｢猫のなる木｣への想いはここをクリック


　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　楽天ブックス
ネットでの猫のなる木の注文はここで。

　　　　　　　　　　　「猫のなる木」宜しくお願いしますm(__)m