無色透明

2005/01/16(日)23:18

15日目 - 光の方に

屋久島は不思議な天気が続いている。 晴れ間が出たかと思うと豪雨になり、挙げ句の果ては霰(アラレ)まで降ってきた。 山々は今年二度目の雪化粧で美しくなっている。 今日もまた虹が出た。 今年三度目の虹。 虹が出るということは、天気雨ということでもある。 虹は美しいけど、天気は荒れている。 風は強く、波は高く、フェリーは欠航。 おかげで新聞が飛行機便となり、早く届いた。 今日はWOWOWで「ヒトラー」という映画を見た。 どういうわけか英語だった。 今の時点になれば、誰もヒトラーに従う人はいないだろうが、あの時点ではドイツの大衆は彼に救いを求めた。 今の視点では、愚かとしか言いようがないが、その時に、そのように看破した人はどれだけいただろうか。 人類は性懲りもなく、まだ戦争を続けている。 あまり学習していないかのようだ。 人は、殺し、殺され、いじめ、いじめられ、ある時は加害者になり、ある時は被害者になり、様々な体験を積み重ねている。 何のために? 何のためでもなく、ただ体験したいがために。 いろいろな体験をしたいために、としか言いようがない。 その経験を通し、学び、成長し、進歩していく・・・そういう体験をしたいようだ。 どれだけの文明が進歩し、そして滅んだことか。 何度も何度も同じようなことを繰り返してきた。 ムーもアトランティスも、最終的には人間のエゴのために沈んだと言われている。 同じようなことを六回も、いや八回も繰り返していると言われているのだ。 今回が七回目とか、九回目とか、いずれにしても最後のチャンスであると言われている。 たぶんそのとおりだろう。 そして、今回は成功するだろう。 それは間違いない。 なぜだかわからないが成功するものと確信している。 それは既定の事実であるように思っている。 そのことについては、まだ学校に上がる前から、新しいすばらしい時代が来る、という確信があった。 理由はわからないけれども、そう思っていた。 今も変わらない。 それは信念というレベルではなく、未来の記憶に近いだろう。 人類は、幾多の経験を消化し、やっと物質・肉体次元を卒業しようとしている。 まだ物質や肉体に執着している人も多くいる。 そういう人は、まだ物質・肉体次元を思う存分堪能するがいい。 別に何の問題もない。 そうではなくて、もう十分に体験した人は、次のステップへ進む。 それが自然な流れなのだ。 人類の自然な流れなのだ。 しかし、まだ多くの人は眠っている。 まだ長い眠りから覚めていない。 そういう人たちを目覚めさせるために、これから急テンポにいろんなアクシデントが起きるだろう。 そうでもしなければ目覚めないからだ。 眠っていたままでは、アセンションはできない。 もう目覚めてもいい時期に来ているのだ。 だから、起こすために体を揺する必要があるのだ。 揺すられた方は、不機嫌かもしれない。 心地よく眠っていたのだから。 でも、本当は、起こしてほしいと頼んでいたことを忘れているだけなのだ。 もう夜明けは近い。 そして、夜明けの前が一番暗い。 でも、光は目の前にある。 肉眼では見えないけれども、はっきりとある。 光を感じ、光の方に歩むがいい・・・

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