無色透明

雨が降り出すと連続して降るのが屋久島。
昨日から今朝にかけても断続的に雨が降っている。

昨日は久しぶりに虹を見た。
青空をバックにした二重の虹。
とても美しい虹だった。
最初は薄かったので、ただ眺めていた。
でも、だんだん濃くなるにつれて居ても立ってもいられなくなり、カメラを手に小雨の中を飛び出した。
東側の海岸まで出る間、何枚かの写真を撮った。
海岸に着いた頃には、もう虹は消えていた。
でも、かなりはっきりした虹が撮れた。

何かが変わった。
この虹はその象徴？
いかに屋久島といえども、青空をバックにした虹は珍しい。
１０月に入って、意識が変わってしまった。
９月までとまったく違う。
何かが抜け落ちている。
極めてシンプルになっている。

美しい虹を見て、ものすごく感動する人もあれば、ほとんど何も感じない人もいる。
同じ虹を見ても、反応はそれぞれ。
虹を見て何も感じない人は、死んだ後は虹のない世界へ行くことだろう。
その人の中には虹の美しさを感じる感性はない。
生きていても死んでいても、人は自分の感性の世界に住んでいるだけ。
この世は肉体があるので共通部分も多いけれども、基本的には一人一人が自分ワールドに住んでいる。
それは死後も変わらない。
自分が見、聞き、感じている世界は、自分の感性の世界。
同じものを見ても、聞いても、触っても、感じ方は人それぞれ。
同じように感受しているとは限らない。
共通している部分もあるが、異なっている部分も多い。

夢を見た。
歯科医のグループが、最近、グループの人たちがいなくなるケースが増えていると話し合っていた。
突然、姿が見えなくなるらしい。
たぶん、アセンションしてしまったのだろう。
残された人たちは、突然、人がいなくなるので、戸惑ってしまう。

逆に、アセンションした人たちは、「お客さんの顔ぶれが変わったなぁー」とか、「そう言えば最近、昔の仲間の姿を見ないなぁー」とか話し合っているかもしれない。
お互いに住む世界が違ってしまったのだ。
アセンションしてしまえば、もうお金はいらない。
必要なものは自分でクリエイトできるし、他の人から譲ってもらうこともできる。
お金で売り買いする世界ではない。
いかに波動に敏感になり、いかに意識でクリエイトできるか。
ただそれだけが問われる。

地位や財産や名誉など、何の役にも立たない。
ただ自分の感性と、周りの人との信頼関係。
それだけで成り立っている世界。

虹を見て心から美しいと感じる感性が、五次元では貴重になる。
感性の度合いで、幸せ度が決まってくる。
三次元的な、物質的な残滓が少なければ少ないほど、感度は高い。
物に執着している限り、アセンションは難しい。
執着しているものと一緒に暮らすしかない。
自分ワールドなのだ。
良いも悪いもない。
自分が気に入っているものと一緒に暮らす。
それが一番ナチュラルなのだ。

ただ思い込みによって物質や肉体に執着している人には、そうではない世界もあることを伝えたいとは思う。
そこまではしてもいい。
でも、それ以上は各自の選択。

振り返ると、これまで日記で書いてきたことは、すべてアセンション準備講座になっている。
すべてを感じること。
すべてを味わうこと。
そして、すべてを楽しむこと。
それはアセンションした後も変わらない。
いや、アセンションした後にこそ、本当に必要になるものだ。
それしかないのだから。
もう物質はない。
ただ波動を感じるしかないのだ。

物質の世界も同時並行で存在する。
でも、徐々に五次元へ移行する人が増えてくる。
波動の世界へ進む人が多くなるのだ。
もう重たい物質の世界は十分に体験した。
これからは軽やかに創造する時代。
そう思う人がこれから急増してくる。
２０１２年は、それがピークになるということだろう。

しばらく、この世的な世界を楽しんでいたけれども、また浮上してきたようだ。
リズムがある。
螺旋がある。
針は精神世界へ向きを変えた。
これからしばらくは真面目に日記を書きそうな雰囲気になっている。
水晶フィーバーが一段落して、また精神の深みへと入って行きそうだ。

今日は、この日記を本にして残したいと思った。
もう少し整理する必要があるかもしれないが、アセンションするための参考に残しておいた方がいいような気がする。
こちらは早めにアセンションする。
残った人たちがアセンションしやすいように、本にしておけたらと思う。
以前、光のセミナーをやっていた頃、ニュースレターや光のセッションレポートをかなり作成した。
でも、それらは出版されずじまいだった。
お金を出してあげるから出版したらという話しもあった。
でも、その時は、すぐに１９９９年になるので出版するまでもないだろうと思っていた。
すぐに時代遅れになるだろうと思ったのだが、残念なことに、その時の内容は今でも通用する。
でも、今回の日記は、当時の文章よりも更にバージョンアップしている。
かなり本格的だ。
だから、こちらを残した方がいいだろう。
きっと役に立つと思う。

ぴあのさんが編集してくれている「ＬＩＧＨＴ」も、写真詩集みたいな形で出版したいと思っている。
日記と共に、この三次元に残しておきたい。
五次元への道しるべ？
アセンションガイド？
まあ、そんなところだろうか。

残った人たちの役に立つものを残していく。
もうしばらく余裕がある。
まだ書く時間はある。
これからもいろいろ書いていくだろう。
どういうことを書いていくのか自分でもまだわからない。
面白いと思う。
自然に展開していくことが。
あまり作為や意図はない。
書きながら自然に展開していく。
それが面白い。
たぶん、自分の表面意識以外のものも関わっていることだろう。
自分では自分で書いているつもりなのだが、いろいろサポートもあるのかもしれない。
いずれにしても、当分、書くことがメインになりそうだ。
この時が一番充実している。
これが、今、自分のやるべきことなのだ。

これが２７５日目の心境です。