2430日目 - 何もない
今日も屋久島は、不安定な天気が続いている。山の方は、上の方だけ雲に覆われている。時々、雨が降り出す。台風の余波で、波の音がすごい。今朝も郵便局へ行った。ウイークデーは、毎日のように郵便局へ行っている。今日は、6人の方へ11個のブレスレットを発送した。ブレスレットバーゲンのものが多いが、それだけでもない。最近は、よくオーダーブレスの注文がくる。やっと一つできたかと思うと、次のオーダー。ありがたいことではある。ガイドよりも、今はブレスレットを作りなさいということだろうか。ガイドは、ほとんど開店休業状態。たまに忘れた頃に仕事がある。しかし、ブレスレットの方は忙しい。ほとんどブレスレット屋さん。光のブレスレットをすることによって、高次の自分とつながる必要があるのだろう。水晶原石は見るだけだが、ブレスレットは手に着ける。その差は、大きい。常に体に着けるということは、どんな場所でも霊性とつながっていられるということ。そういうことの必要性が、高まっているのだろう。ガイドをやっている場合ではないのだろうか。今は、オーダーブレスをたくさん作った方がよさそう。でも、たまには自然のなかにも入らないと・・・昨夜、体の具合が悪い人から電話があった。その際に、次のように言われた。「息苦しくて、思うように空気が吸えない。」それなら・・・息を吸おうとしないことだろうか。息は、吸うものではない。息は、吐くもの。吸うことは、気にしないこと。吐ききれば、自然に入ってくる。何もしなくても入ってくる。吸おう吸おうとするから、苦しくなる。ただ吐ききればいいだけ。愛がほしいほしいと思うから、愛はやってこない。愛を自分から振りまけば、いやでも愛はやってくる。何であれ、所有しよう、自分のものにしようとするから、みんな逃げていく。全部手放せば、必要なものは向こうからやってくる。赤ちゃんが最初にすることは、息を吐くこと。けっして吸うことではない。その産声を聞いて、周りの人たちは喜ぶ。赤ちゃんは、生まれた瞬間から与えるゲームをしている。赤ちゃんは、あの世のプランをこの世で実現しようと思って生まれてくる。そのために、出すことから始める。この世の富を吸い取るために生まれてきたのではない。この世のものを多く所有するために生まれてきたのではない。あの世で学んだことを、この世で実現するために生まれてくる。だから、息を吐くことからスタートする。逆に人が死ぬ時は、息を引き取ると言う。つまり、息を吸って亡くなる。人は、根本的に間違えている。たくさん所有することが良いことだと思っている。多くのものを自分のものにすることが、この世での成功だと思い込んでいる。しかし・・・真実は、真逆。いかに多くのものをこの世に提供するかが、真に問われているもの。いかに人の役に立つかが、真にやるべきこと。いかに地球や人類に貢献するかが、この世に生まれてきた目的。それを取り違えて、人は保身に走る。自分勝手に自己本位に生きる。何でも吸い取ろう、吸い取ろうとする。生まれてきた目的を忘却する。それには無理からぬ理由もある。生まれた時から父母に面倒を見てもらわなければ、何もできない。それが習い癖となり、いつしか与えられるのが当たり前と思うようになる。所有癖がついてしまう。与えることに気づくのは、自分の子供ができてから。特に母親は、無条件に与えることを強いられる。それによって与える喜びに目覚める。それが何よりの喜びであることに気づく。無償の愛に優るものはない。いくら多くを所有しても、愛以上の喜びは存在しない。この世は、与えるところ。人々の役に立つところ。出すこと。手放すこと。すべて手放すこと。それが、真の生きる喜びをもたらす。人は健康な時、自分の体のことは気にならない。目を使いすぎて、初めて目の痛みや違和感に気づく。普段は何も気にしないで食べものを口にしている。しかし、胃の調子が悪くなると、初めて胃のことが気になる。いつもは何気なく呼吸している。しかし、肺が病むと、それができなくなる。そうなると、スムーズに呼吸できることだけでありがたく感じる。何も気にならないことこそが、健康な証拠。心に心配事があると、気分は重い。何も心に引っかかりがないと、さわやかそのもの。心も体も同じ。何もないのが、ベストの状態。健康であれば、何もない。何も違和感がないことが、健康。何か引っかかりがあることが、不健康。囚われやこだわりや執着があるのは?何か心に引っかかるということは、不健康ということ。健康であれば、心身ともに無抵抗。すべてがスムーズに流れていれば、抵抗はない。血管に何かが詰まるから、血液の循環が滞ってしまう。心に何かが詰まると、心が息苦しくなる。心配事や囚われがあると、心はスムーズに循環しない。食べ過ぎれば、病気になる。所有しすぎれば、心も体も病気になる。何もないのが、一番の健康。自分からどんどん手放すのが、健康の秘訣。自分のエネルギーを解放することが、自己表現であり現実創造。所有することが、自己表現や現実創造ではない。心のなかには、何もない。必要な時、記憶の倉庫を検索する。何もなくて空っぽの時、物事を正確に認識できる。先入観や価値観などが詰まっていると、物事をありのままに認識できない。固定観念はいらない。願望もいらない。偏見などは、もちろんいらない。そういうものは、物事を歪んで認識させる。何もない状態が、ベスト。それは、心だけに限らない。体も何もないのが、ベスト。ただスーッと流れているのが、ベスト。それは、ほとんど瞑想状態に近い。思いも感情も感覚も、必要な時に現れるだけ。普段は、静まっている。普段は、何もない空っぽ。空っぽというのが、実は最も健全な状態。心身ともに空っぽが、ベスト。そういう時に、的確なことができる。その場に最も必要なことが自然に起きる。それは、無作為。計らいのない状態。自我が自己の利益を優先しない状態。自分のことを脇に置いた状態。自分のことだけに意識が集中すれば、心身は滞る。それは、不健全な状態。ほとんど病気に近い。いつも自分のことを気にしていたら、正確な認識も的確な行動も難しい。事実と共に生きる。評価や判断を持ち込まない。クリアーで透明な意識と共に生きる。必要に応じて経験を活かしながら生きる。風のように。空気のように。何もない。たださわやか。『何もない ことが何より 健全な 心と体の 真の状態』『抵抗が あれば何でも 滞る 何もないこと ゼロであること』『透き通る ただ透き通る 意識だけ ゼロの次元を ベースに生きる』これが日記を書き始めて2430日目の心境。