夕方17時から
この日の夕方からだったので午前中は少しのんびりすることができました。亡くなった当日の少しイライラ感が父と弟から消え、少し落ち着いたようです。時間が空いたので弟夫婦も、わたしも外出して気分転換を図りました。夕方からのお通夜は滞りなく終わりました。その後、これまで台所を中心に世話をしてくれた母の姉を自宅まで送ることになりました。車で一時間ほどです。お葬式の日、改めて家に来てもらうことになります。送る最中、車の中でいろんな事を話しました。しばらく顔を見ていなかった親戚だっただけに私もいろんな思いがありました。自分が車で親戚の家に立ち寄ったのは10数年ぶりです。すっかり街の様子が変わっていたことに私は驚いてしまいました。その後、一人、家に戻ると父が祭壇の前でお線香を上げている様子が見えました。その後ろ姿は本当に小さくしょぼくれていました。そして肩を震わせながら一人、泣いているのがわかりました。普段、母に対して結構、きついことをいい、決して扱いがいいとは息子の私でも思わなかったのですが、その小さくなって肩を震わせて泣いている父の姿を見ると父なりに母を想っていたのがわかりました。それは私にとって本当に意外な父の姿でした。
←トップ返り咲きを!ポチッと、お願い!