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『昭和みしん』雑記帳◆恐るべし『昭和みしん』

『昭和みしん』雑記帳◆恐るべし『昭和みしん』

ナンチャッテ・バインダー

我流 ・ ロックミシン無しで仕立てる
『なんちゃってバインダー』手順書

【はじめに】
バイアスしたい部分が袖周りや首繰りなどの場合、
当然ですがバインダー布はあらかじめ輪にしておきたい所ですが・・・。
愛機『昭和ミシン』は、より直線に近い方が縫いやすいので、
肩を片方開けておくとか、袖下の縫製を後にするとかして、
先に付けてしまいます(^_^;)
しかも普通ミシンなのでロックのような伸縮対応には出来ません(ToT)。
つまり着る時にあまり引っ張ると糸切れが起こります(-_-;)。
と言う事は、首繰りなど詰まったものはNG。
ゆったりめの開きにして、等尺にほど近く・・・
でも洗濯して「びろびろ~ん」は嫌なので、ニットの種類によって・・・
どうすべきかは修行中@現在進行形(笑)


【★手 順★】

Step1

バイアス布の幅=最初の縫い代(1cm+バイアスの仕上げ幅×3
今回はあらかじめ幅4センチに裁断してあったので、途中で調整~。


Step2

身ごろ(裏)にバイアス(裏)を重ねる。
端から1cmところで本縫い
本縫いにぎりぎり被るところでジグザグ
ジグザグの振り幅はバイアスの仕上げ幅より2mmくらい狭いものを


Step3

バイアスの幅(出来上がり寸法-1mm)を残し、余計な縫い代を裁ち落とす。
この後のステップで楽になるので直線裁ち(ピンキングは使いません。)

ここではジグザグの振り幅を5ミリ、バイアスの仕上げ幅を7ミリにしてみました。
気が付くかな・・・「2」のバイアス布をサイズ調整に狭く裁断しています。


Step4

バイアス布を折り上げアイロンで押さえる。
縫目にギリギリよりほんの少し緩めに・・・
(って言っても1mmは大きすぎ、縫目を突っ張らないように程度の気持ちです、気持ち)


Step5

縫い代基準ではみ出たバイアス布を2つに折ってアイロンで押さえる。
この時、くるむ部分の布厚を考慮して
縫い代との合わせ目はピッタリ寄り添わせすぎず、こちらも気持ち程度の隙間を残す。


Step6

縫い代との合わせ目でさらに折る。(三つ折りな状態))
縫い代はたたまず、そのまま包みこんで、仕上がりに響くので念入りにアイロンで押さえる。


Step7

バイアスの端から1mmくらいのところで縫目を確認しながら止めつける。

【★もうひと手間★】
このサンプルには無いけれど、袖でも襟でも合わせ目があるでしょ?
肩山とか袖下とか・・・
そういうところは返し縫いで3重縫いにしておく。
実は糸切れは、こういう部分のいろいろな方向から引っ張られる所に起こり易いんだよね。
しかも見える部分だから、しっかり縫目が重なるように超スローで丁寧にね。
通り過ぎて、戻って、もう一度縫う、「Z」の感じ。これで補強も万全。


Step8

完成~(^_^)v
表から見ると結構良い感じでしょ?
裏は・・・今回は判りやすくなるように1mmしっかりずらしてみました。
まぁもう少し寄せる事もできるし、きちんと縫目を裏のバイアスに落とす事もできます。
見えない部分だけにちょっと面倒だけどね(笑)
私?首くりだけは綺麗に落とすわ。
だってたたむと後ろ身ごろの裏が見えるんだもん(^_^;)




【★編集を終えて★】
あくまで我流の、ようするにバイアス処理です。(^_^;)
だってね『昭和ミシン』なんですもの・・・。
ロックが欲しい今日この頃、でも糸替えの手間とメンテは大変とか?
だいたい布山だけでも「かなりな投資(笑)」なのに、
これ以上投資して、即効飽きちゃったら?
……(^∇^ι)
怖くてできましぇ~ん。
すでにメンテ部品の供給すら終了した化石物だけど、
『昭和ミシン』極めてやるわっ!



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