東奔並走。

昨日観覧に行った奈良国立博物館の「信貴山縁起絵巻」。　　　　実は続き（エピソード）がある。

この絵巻（といっても字であるが）を見ると嫌な思い出がよみがえる。

大学受験の日本史の問題にこの絵巻物を問う問題があった。答えは分かっていた。

しかし、字が思い浮かばなかった。それも信貴山の「貴」がなぜか思い出せなかった。いわゆる「ド忘れ」 。

さんざん思い出そうと、もがいてみたが 思い出せずに明らかに間違っているであろう別の漢字を書いた。

幸いそれが致命傷にはならずに合格はしたが、日本史にそこそこ自信を持っていただけに悔いの残る問題としてずっと心に残っている。

だから 現物の絵巻物を見ても昔の思い出が一緒についてくる。

 ４半世紀以上も前のことなのに根深いな 。