東奔並走。

戸隠に行ったら戸隠神社奥社に行ってみたかった。


そもそものきっかけは、写真家の石橋睦美氏の「神々の杜」という写真集に取り上げられていた戸隠神社奥社にある随神門とそこから続く
参道にある杉並木の写真だった。

その写真の撮影された天気や時間は、今回参拝した日の天気、時間とは当然異なっている。
参道には参拝者も当然いる。
そんな中で同じような写真が撮れるはずもない。少なくとも人が入らないような写真を撮るのは日中に関していえば困難この上ない。


なので、自分なりに工夫して撮ってみたが、およそ「神」の存在を感じさせるような雰囲気のある写真は撮れるはずもなかった。ただの記念写真だ。
そもそも晴れた天気は撮影にはいい場合もあるが、寺社仏閣に関していえばその境内に太陽光が不均一に参道に光を注ぎ込み、ただの杉並木を写したに過ぎないものとなってしまう。


雨や曇りや早朝など、「暗さ」の中に雰囲気を求めその空気感と一緒に撮影に臨まないと意図する写真はなかなか撮れないな。