東奔並走。

2017/08/13(日)14:04

「抵当権抹消」を自分でやってみた

日常のこと。(155)

家を購入すると大抵の人は住宅ローンを借りる。 借りるとローン会社に「抵当権」が設定される。支払えなくなった場合のローン会社に対する担保ですわな。 かく言う我が家も購入時に住宅ローンを組んだ。当然のことながら抵当権が設定された。 この抵当権、通常生活において自分の家に設定されていても、支払いを滞りなくしていれば全く気になるものでもない。 しかし、ローンがなくなった後は気になる存在だ。 長かった住宅ローンがようやく終わった。ここまで繰り越し返済やら借り換えやら1日でも早く終わるようにいろいろと手を尽くしてくれたmomoには感謝している。 で、完済すると抵当権が自動的に消えるわけではないし、ローン会社が勝手に抹消手続きをしてくれるわけでもない。 完済するとローン会社から抵当権抹消に必要な書類が送られてくる。 ・抵当権設定契約証書(解除証明付き) ・委任状 ・印鑑証明書(ローン会社のもの) あとは各自で抹消手続きをしてくださいね、と言ったものだった。 抹消手続きは司法書士に依頼する方法が一般的だが、費用が結構かかるようだ。具体的には相談していないからいくらになるのかわからないが、「万」は下らない。 これはもったいないので、自分ですることにした。自分ですれば「登録免許税」が土地、建物各1000円の合計2000円で出来る。 しかも書類の作成方法については法務局のHPにあるし、書き方でわからない所があれば電話で聞けばいい。 早速書式をダウンロードして、記入例を参考に仕上げた。 そんなに時間はかからない。住所や番号などの書き方に注意すればそれほど難しいものではない。 実際、現住所と登記上の住所の違いや土地と建物の住所の表記の違いなど自分ですると細かな違いがあることに気づく。 仕上げて、確認して早速法務局へ持参した。 収入印紙を2000円分購入し、申請書に貼って提出。 受付ではパラパラと書類を見るのみで細かなチェックはその場ではしなかった。 登記完了は提出日、土日を含めて1週間後。申請時に押した認印(これ大事!なんでもいいけど同じものであることが必要)と受付番号札を持ってくるように言われて受付はあっけなく終了した。 後日、「補正」といって書類に不備があると連絡があるのだが、幸い何もなかった。 登記完了日が来て、完了証の受取が朝からだったら良かったのだが、午後3時以降となっている。明日でもいいのだが、気になっていたのでその日に法務局へ出かけた。 引換証と番号札、印鑑を持って受付に行くと待たされることなく登記完了証を受け取ることができた。 これで抵当権は無事抹消できた。 全部事項証明でも取ればより確実に確認できるが、抵当権抹消登記の完了証で十分だろう。 面倒な作業も自分でやってみれば意外とすんなりできるもんだな。

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