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東奔並走。

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2018.06.03
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カテゴリ:山歩き。
GW以来1か月ぶりの山行だ。
行先は大峰山系の稲村ヶ岳。しかもこの山を訪れるのは2年半ぶりだ。

稲村ヶ岳を登る際は、登山口にある母公堂を起点に登っていく。間もなく?すでに?、夏山シーズンでもあり、登山口近辺は多くの車が停まっていた。自宅からい1時間半程度かかるので、現地には8時位に到着したのだが、それでも遅い方になったようで駐車場所もやや登山口から離れたところとなった。

母公堂横の登山口

登り始めたら法力峠までは緩やかな道を進んでいく。法力峠を越えたあたりから稲村小屋まで緩やかな道と時々クサリのある道、鉄橋(崩落寸前のものも含む)を越えていく。とはいえ、特に危険な場所はない。
これまで何度かこの道を通っているが、気づかずに通り過ぎているものがあった。
通称?「パオーン杉」。ゾウか、マンモスが鼻を上げて叫んでいるように見える様子からその名がついたみたいだ。しかし、見た記憶も皆無なので今回は意識して歩いていくと確かにありました。言われてみればゾウが“パオ~ン”と叫んでいるように見えなくもないな。ただし、法力峠から稲村小屋へのルートから見るとそう見える。逆はどうかな?

噂のパオーン杉

稲村小屋で小休憩して稲村ヶ岳までの途中にある大日山を目指す。遠くから見るとこんもりとした形の山だが、実際に登ると急登というか、ロープ、壊れたハシゴ(階段?)のあるところをよじ登っていく。恐怖感はないが、切り立った断崖のような山なので、木々がなかったらかなりスリリングな感じとなるだろう。実際頂上からの展望は望めないほど木々で囲われた場所だ。

奥に見えるは大日山
クサリやはしごを登ります
大日山山頂

稲村ヶ岳に登った人のレポートの中で時々「宝剣」を探しました、見つけました、といった文言を目にすることがある。
これまでも修験道と結びついた山の頂上には祠、木札の他、宝剣や錫杖などを見かけたことはある。
ここ、奈良の大峰奥駈道はまさに修験道の道であり、山上ヶ岳のほか八経ヶ岳など他の山々にも錫杖などの宗教的なシンボルがある。稲村ヶ岳もその一つであるため何かしらあってもおかしくはないのだが、実際、頂上には三角点と展望台があるのみで宗教的なシンボルは何もない。
なので、宝剣があると言われても周りを見渡したところで木が生い茂り、何かがあるようには見えない。
おまけに、発見した人のレポートには場所を記した情報は、ほぼない。やはり探して見つかった時の喜びを分かち合おうということかもしれない。地図を見て宝剣が置かれそうな場所を推測し、レポートの中からヒントになりそうな情報をもとに探すしかない。

展望台からは山上ヶ岳、大普賢岳など大峰奥駈道にある山々が見渡せた。振り返ると金剛、葛城山、二上山も遠くに見えていた。ひとしきり展望を満喫したら探索活動を開始した。
山上ヶ岳
左:竜ヶ岳 右:大普賢岳
展望満喫してさあ探索

目星をつけていたいくつかの場所を分け入っても、「ない」状態が続いた。頂上を基準に考えても西側は断崖なのであり得ない。手探りだと見落としていてもわからない。やむなく諦めて登山道に戻ろうとしたとき、momoが「あった!」と叫んだ。
見つかりました、宝剣というか、法剣が。人目を忍んで設置されたのか、設置されたことが忘れ去られたのかわからないが、立派な剣がそこにあった。発見者がその感動を記せるようにメモ帳まで置いてあった。

ひっそりと宝剣

見つけるまでは大変だったが、この場所から登山道へ戻るのは特に困難を伴うものではなかった。合流した際に一般の登山者とすれ違ったが、特に意にも介さず通り過ぎて行った。振り返ってその道を見ると、確信をもって進んでいかないとわからないだろうなと思った。

稲村小屋に戻り、昼食をとって下山した。

無事下山



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Last updated  2018.06.04 18:06:22
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