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2019.12.27
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テーマ:城跡めぐり(1237)
カテゴリ:お城・お寺 etc
​​​​​​​​本島南部の昨年行けなかった名だたる(?)グスクを巡ってきた。

1.知念城
駐車場から降りていくとアーチ状の門と曲線を描く石垣が見えてくる。
門は崩壊しないように補強がされている。
中に入ると石垣類は適度に整備がされつつも、自然な崩れっぷりが城跡感を醸し出している。
石垣が描く曲線はアーチ門同様美しく、小振りながらも見ごたえのある遺構だ。
近くに知念按司の墓(岩板で覆われているためわからない)や知念大川という関連遺構がある。
アーチ門は補強されているのが特徴的といえるかな(他では見かけない)
内側から石垣と門を臨む
石垣の曲線がいい感じだ
​踏み跡があまりないので訪れる人も少ない遺構だ​

2.垣花樋川(かきのはなひーじゃー)  ホント、ふりがながないと読めないわ。
湧水地であちらこちらから水が湧き出て流れていた。名水百選にも選ばれているようで、飲めるようだ。
近くに仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)という共同水施設がある。
湧き水にしては水量がスゴイ
あちこちから湧水が流れている
仲村渠樋川は遺構としては穴場かな

3.ミントングスク
多くの人がそうであるように、見つけにくい。看板はないがグーグルマップには表示される。
近くにいるのに入り方がわからない。それもそのはずで、民家の中にあるのでわからんわなあ。
このグスク跡は石垣らしきものはなく、拝所があるだけだった。
グスクという感じはしなかった

4.玉城城(たまぐすくじょう、としておく)
広い敷地内の先に補助階段が見える。その上に石垣がそびえ、岩をくりぬいたような入口が現れる。裏から見ると、角度によってはハート型にも見える、気がする。
内部は崩れた石垣や拝所が点在している。外壁はグスクらしく、曲線を描いて堂々とした感じが受け取れるが、どうも防御の拠点としての位置づけではないようだ。
拝所があるせいか、パワースポットとして紹介されているらしい。実際、入口の先に見えるのは久高島という聖地だ。
木段の下に本来の石段があるが、急傾斜のためか、摩耗がひどいのかなのでしょう
​表からはそうでもないが​
​裏から見るとハート型っぽい​

5.糸数城
世界遺産に登録されているグスク群に負けないといってもいいくらいの圧倒的な石垣が特徴的なグスクだ。曲線を描く城壁は重厚感があり、張り出しは首里城のそれとは違って角ばっている。物見台としてのアザナから伸びる石垣は滑り台のように一気に下がって行く様は圧倒的だ。
櫓が乗っていたであろう門跡は1か所しかないが、その左右に伸びる城壁は今でも防御としての機能を醸し出している。
今回訪れたグスクでは抜群の規模、遺構だった。
​すごい傾斜の石垣が圧巻だ​
​石垣の描く曲線もダイナミックだ​
​右手に正門、左に張り出しが連なる​
​このグスクの張り出しは九州以北の城の櫓台のように角ばっている(多くのグスクは丸い張り出し)​

6.浦添城(このグスクだけ那覇より北に位置する)
第二次大戦の沖縄戦で徹底的に破壊されたグスクなので本来の遺構は見るべくもないが、石垣の一部や王の墓である「ようどれ」は復元されており、往時の面影を今に伝えている。
​この石垣は復元されたものだが、いい感じだ​
​王墓たる「ようどれ」も復元だが、重厚感のある石垣群だ​
​「ようどれ」の内側は「玉陵(たまうどぅん)」のようだ​

日本の城と同じで、グスクによって規模や遺構、整備度合などが違うがどれも趣があって、見ていて飽きない。
首里城については別項目で取り上げたい。


昨年の沖縄探訪はこちら
グスク編  マイナーなグスク編  世界遺産編  その他


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Last updated  2020.01.05 10:03:13
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