2021/08/16(月)07:49
渡渉が多いけど楽しめる山~斜里岳
昨日の晴天とは打って変わって、どんよりとした朝を迎えた。
当然山は見えない。一縷の望みを持って行きたいが厳しいことは容易に伺える空模様だ。
クリオネキャンプ場から登山口のある清岳荘まで移動する。朝早いせいか他の車はいない。
登山口に近づくにつれ、霧、ガスが増えてくる。しかも途中から未舗装路を走る。レンタカーなので傷付けられないため慎重に走らざるを得ない。それでも凹凸はないためまだマシだ。
清岳荘に5時頃到着したがすでに先行車は結構いた。駐車エリアはまだ余裕があったので駐車できたが、この後も続々と車が来たので早めに来る方が望ましいと言えそうだ。前日の羅臼岳と同じだ。
この看板前に駐車場がある。一応区画されているので一定間隔で停められる
5:30にスタート。1kmほど進むと渡渉が始まる。川の右岸、左岸を何度も行き来する。石は火山岩のせいか、赤茶けていて、苔もついていないので滑ることはない。とはいえ足場にする石も水に浸かった状態のものが多いので慎重に渡らないと、ドボンと落ちてしまうかもしれない。
乾いた石の上ばかりを渡るわけではないが、慎重に進めば問題ない
途中旧道と新道の分岐点である下二俣に着くが、ここから旧道を進むと川だけではなく、滝を遡上する場所もあり、再び合流するポイントの上二俣まで結構スリリングな登りが楽しめる。
左が旧道、滝方面。右が新道、下りに使いたい。滝のそばを通るが、足元は流れから離れている大雨の後だと流れが急になるだろうから怖いかもしれない
上二俣からは胸突き八丁という急坂を登って行く。空模様も時折雨が降り、汗で濡れているとはいえこれ以上濡れるのもまずいのでレインウェアを身につけて進む。幸い蒸し暑くはないので汗でビショビショになることはなかった。
登り切った先にある馬の背に着いても頂上方向はうっすらと見えるのみでガスの中。天気の回復は望めないと諦めて、この先のガレ場を進む。
頂上はこの奥。この後少し明るくなるが、それでもガスは晴れない。
頂上に近づくと時折明るくなり、一瞬青空も見えたりしたが、結局明るいガスの中である状態は変わらず、眺望は何も臨めなかった。
頂上に着いても何も見えないので、早々に下山する。
下山は新道を通っていく。熊見峠までは稜線を進むので天気が良ければとてもいい感じだが、峠から下二俣までの下りは結構な急坂で、上りには使いたくないルートと言えそうだ(実際、出会った地元の方と話をしたが、新道→旧道の逆ルートはチャレンジするのはいいけど、普通は使わない、と言っていた)。
下山しても雨は降らないものの曇った状態が続いていた。眺望はなくても、渡渉で楽しめるのでまあよしとしよう。
明日は大雪山、旭岳。台風の影響で明日も天気は期待できそうにないが、午前中は持ち堪えそうだ。
この日もキャンプ場での宿泊予定だったが、旭岳の登山口までかなり遠いので旭川市内に泊まることにした。
駐車情報:清岳荘前の駐車場は40台ほど?停められるようで、朝早いにもかかわらず山荘の方?が対応していた。駐車料金は協力金として登山口の箱に100円入れるだけでOKのようだ。到着時間が遅いと、上記のように道路に止めて行くことになる。昨日の羅臼岳ほどではないが、駐車場に入れない車は道路に縦列駐車していた(行き止まりなので交通に支障はない)。
トイレ:清岳荘内にあるのでそこを利用。協力金100円必要。途中上二股に携帯トイレブースがあるのみ。回収ボックスは清岳荘のトイレにある(協力金100円)