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『本当は、まだみんなと一緒にいたかったです。あの家で過ごしたかった。』
私は、それを望んでいる。日常が永遠に続いてくれればよかったのに。 表都市に逃げようというDollは誰一人としていなかった。私はそれを不思議に思う。 生きていたいというのに、最期の日に裏都市にいる。 ――――――きっと、わかってるんだ。―――――― Dollは本来、裏のイキモノであると。自分たちの生きる場所は裏都市だと。 いつも表都市で生活してるジュリや風巳さんも、戦うといってこの場所にいる。 私にできることなんて、ほとんどないかもしれないけれど… 私もDoll側のESPとして、逃げる訳にはいかない。 できることをギリギリまで、ただやりとおすだけ。 裏都市の風が、空の雲を運んでいく。裏都市の夜がやけに澄んでいて、星が煌いてい た。 「怪我したら、無理をしないで私の事を探してくださいね。」 …私は、強くありたい。かっこよくなくてもいい、惨めでもいい。 ただ、必要最低限を守れる強さが欲しい。みんなを、守りたい。 そんな憂鬱にかられる私に気づいたのか、ピルがVサインを向ける。 なんか34話の出だし。 なかなか進まんなぁー… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.23 21:34:24
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