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2006.11.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
制服に着替えて、さぁ帰ろうかと「カンピロ」と歩いていました。
それは「花火」の今日の放課後の話し。
…コンクリートの上にいる『なにか』を見つけました。


カエルでした(゜Д゜;≡;゜Д゜)


しかし茶色でマダラで3~5センチくらい。
花火ちゃん、ぶっちゃけ爬虫類キライです。
しかし何かが違ったのです!
花火にカエルに対する慈愛が生まれました。
この子はこんなコンクリートジャングルに迷いこんでしまったのね…
確実に勘違いと思い込みです。
しかし愛着が湧いたのも事情でした。


「ほら、おいで。大丈夫、怖くないから。」

とうとう花火はカエルに話しかけはじめました!
(しかも両手を差し出した)
このときにはもうスカートなのも忘れて完全に不審者です。
だれが怖いってカエルより花火が怖い状況です、
しかし隣にカンピロがいました。
可哀想なくらい巻き込まれてます。笑
そしてそのままのノリで花火はカエルを捕まえました。
ぴょこぴょこ跳ねて乗ってきたのです。
カンピロは完全に困り顔です。
花火はキラキラと目を輝かせています。
危険度が高い証拠です。
そこへタイミングがいいのか悪いのか「とて」が通りかかりました。
花火は得意気にカエルを見せます。
とて曰く、花火はそうとうキラキラしてたようです。
好奇心に身体をのっとられると、花火はよくそうなります。
もうこのころになると瞳がつぶらだとか…
むっちりとした股が可愛いだの危ない発言が目立ちます。
しまいには持ってかえろうかなど、のたまいました。
もう完全に末期患者です。
キライだった人間は何処にいったんでしょう。
可愛いのでカエルの名前は「いっちゃん」にします。謎
しかし突然、カエルは手から跳びました。
そしてカンピロの膝にあたりました。
隣にいるカンピロから断末魔が聞こえます。
ひっくりかえったカエルの腹をみて、とては「無理無理…」しか言いません。
しかし花火はまた手をさしのべました。
カンピロなんかもう動悸がおかしくなっています。

「さぁ乗って。乗ろうね。乗れ。」

キラキラした笑顔のまま命令する花火はさぞ恐ろしい存在かと…
しかし両手をちょこんとかけて、またカエルは乗りました。
嗚呼なんて可愛い!←末期
つぶらな瞳が見上げてきます。
もう完全に二人だけ(一人と一匹?)の世界です。

しかしこんな二人にも別れはきます。
花火は泣く泣く花壇の植え込みへとカエルを離しました。
さよなら… いっちゃん。
女子トイレで手を洗う女子高生がいます。
だれもカエルを触ってたからなんて思わないでしょう。
さぁ帰るぞとなり、花壇の横を過ぎたとき、見かけました。
まだ、ちょこんと座ってました。

あぁ、カエル!!

思わず歓喜に心が舞います。
しかし泣く泣く花壇に置いていきました。

どうか幸せに暮らしてください…。

(カエルごときで何文字書いてんだよ。笑)






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Last updated  2006.11.13 18:42:38
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