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制服に着替えて、さぁ帰ろうかと「カンピロ」と歩いていました。
それは「花火」の今日の放課後の話し。 …コンクリートの上にいる『なにか』を見つけました。 カエルでした(゜Д゜;≡;゜Д゜) しかし茶色でマダラで3~5センチくらい。 花火ちゃん、ぶっちゃけ爬虫類キライです。 しかし何かが違ったのです! 花火にカエルに対する慈愛が生まれました。 この子はこんなコンクリートジャングルに迷いこんでしまったのね… 確実に勘違いと思い込みです。 しかし愛着が湧いたのも事情でした。 「ほら、おいで。大丈夫、怖くないから。」 とうとう花火はカエルに話しかけはじめました! (しかも両手を差し出した) このときにはもうスカートなのも忘れて完全に不審者です。 だれが怖いってカエルより花火が怖い状況です、 しかし隣にカンピロがいました。 可哀想なくらい巻き込まれてます。笑 そしてそのままのノリで花火はカエルを捕まえました。 ぴょこぴょこ跳ねて乗ってきたのです。 カンピロは完全に困り顔です。 花火はキラキラと目を輝かせています。 危険度が高い証拠です。 そこへタイミングがいいのか悪いのか「とて」が通りかかりました。 花火は得意気にカエルを見せます。 とて曰く、花火はそうとうキラキラしてたようです。 好奇心に身体をのっとられると、花火はよくそうなります。 もうこのころになると瞳がつぶらだとか… むっちりとした股が可愛いだの危ない発言が目立ちます。 しまいには持ってかえろうかなど、のたまいました。 もう完全に末期患者です。 キライだった人間は何処にいったんでしょう。 可愛いのでカエルの名前は「いっちゃん」にします。謎 しかし突然、カエルは手から跳びました。 そしてカンピロの膝にあたりました。 隣にいるカンピロから断末魔が聞こえます。 ひっくりかえったカエルの腹をみて、とては「無理無理…」しか言いません。 しかし花火はまた手をさしのべました。 カンピロなんかもう動悸がおかしくなっています。 「さぁ乗って。乗ろうね。乗れ。」 キラキラした笑顔のまま命令する花火はさぞ恐ろしい存在かと… しかし両手をちょこんとかけて、またカエルは乗りました。 嗚呼なんて可愛い!←末期 つぶらな瞳が見上げてきます。 もう完全に二人だけ(一人と一匹?)の世界です。 しかしこんな二人にも別れはきます。 花火は泣く泣く花壇の植え込みへとカエルを離しました。 さよなら… いっちゃん。 女子トイレで手を洗う女子高生がいます。 だれもカエルを触ってたからなんて思わないでしょう。 さぁ帰るぞとなり、花壇の横を過ぎたとき、見かけました。 まだ、ちょこんと座ってました。 あぁ、カエル!! 思わず歓喜に心が舞います。 しかし泣く泣く花壇に置いていきました。 どうか幸せに暮らしてください…。 (カエルごときで何文字書いてんだよ。笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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