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2017/03/09
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カテゴリ:歴史あれこれ
秘境・せんだん轟(とどろ)の滝
九州の秘境・五家荘(ごかしょう)の「せんだん轟(とどろ)の滝」

・轟(とどろき)と二十六木(とどろき)も同義
 音が鳴り響くことを轟くというが、その「とどろき」を意味する地名が処々にある。
 読みも、字も実に千差万別で、面白い。
 まずは、純粋に「轟(とどろき)」地名である。
 秋田県能代市轟(とどろき)
 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内轟(とどろき)
 徳島県美馬市美馬町轟(とどろき)

 数字の二十六を当てた「とどろき」地名。
 秋田県由利本荘市二十六木(とどろき)
 山形県東田川郡庄内町廿六木(とどろき)
 二十六木(廿六木)がなぜ「とどろき」なのかというと、水がとうとうと流れる様を十(とう)プラス十(とう)=二十として「とうとう」と読み、それに「六木(ろき)」を組み合わせたからである。
 埼玉県に以前あった「十々六木」地名の由来として、「おどろき」から「とどろき」になったとの説ある。
 いずれにしても、なかなかひねった地名である。
 また、山形県庄内町の廿六木(とどろき)は、応永年間、讃岐国(香川県)の阿部氏ら26人が当地の開発にあたったことから廿六騎(とどろき)と称したという伝説があるという。
 (参考・レファレンス協同データベース

・「とどろき」に様々な漢字
 次は、読みは同じでも当てる字に違いがある「とどろき」。
 秋田県由利本荘市矢島町元町轟木(とどろき)
 青森県西津軽郡深浦町驫木(とどろき)
 東京都世田谷区等々力(とどろき)
 和歌山県海草郡紀美野町動木(とどろき)
 徳島県鳴門市北灘町櫛木トドロキ
 トドロキにどんな字を当てていたのか、あるいはそもそも字がなかったのか、興味あるところである。
 また「轟」、「驫」は車や馬が多くて「とどろく」意味を表したという説がある。(参考・大淀川流域地名いわれ事典

 「等々力」を「とどりき」と読む地もある。
 長野県安曇野市穂高等々力(とどりき)

 「動木(とどろき)」の類似地名だが、果たして「轟」地名の範疇なのかは不明である。
 山形県西村山郡河北町溝延不動木(ふどうぎ)
 青森県八戸市新井田石動木(いしるぎ)

・「とどろき」とは読まない「轟」地名
 「轟(とどろき)」の別読み地名。
 栃木県日光市轟(とどろく)
 群馬県甘楽郡甘楽町轟(とどろく)
 宮城県石巻市北上町女川轟(とどろ)
 愛知県西尾市西幡豆町轟(とどろ)
 知県豊田市上高町轟ラ(とどら)

 山口県長門市三隅上兎渡谷(とどろく)は、当てた字がユニークだ。

・「百々」などを当てた「どうどう」地名の類い
 「百」を「どう」や「ど」とする地名も多い。
 愛知県岡崎市鹿勝川町百々(どうどう)
 福島県二本松市木幡百々(どうどう)
 愛知県みよし市打越町百々(どうど)
 愛知県岡崎市桜形町百々(どうど)
 京都府乙訓郡大山崎町円明寺百々(どど)
 石川県加賀市百々町(どどまち)
 徳島県三好郡東みよし町足代百々路(どどろ)
 京都府城陽市中百度(どど)

トウド沢の盟主・桃洞の滝
トウド沢の盟主・桃洞の滝

 秋田県北秋田市森吉の桃洞(とうどう)の滝は女性的で優美な滝である。
 その形状から秘められた名称が冠されたが、そもそもはトウド沢の主瀑なので、本来は「トウド滝」だったはずである。
 「とど」や「どうどう」から「とうど」に転化したとする説も十分成り立つのではないか。
 従って、「トウド」も響く音を表現する「轟(とどろき)」に由来するのではないかと私は考えている。

 「轟」地名とはいえないが、京都府京田辺市薪百々坂(ももさか)や福岡県嘉麻市上山田百々谷(ももたに)もある。

 その他の「どど」地名。
 愛知県豊川市土筒町(どどうちょう)
 愛知県知多郡南知多町山海土々坊(どどぼう)
 京都府相楽郡精華町山田度々(どど)
 京都府船井郡京丹波町院内道土(どど)
 兵庫県宝塚市境野土道ノ橋(どどうのはし)

・「どめき」、「どどめき」も「轟」地名
 「どめき」地名も各種存在する。
 秋田県横手市大森町板井田西百目木(どめき)
 秋田県横手市十文字町仁井田百米木(どめき)
 秋田県大仙市豊川土目木(どめき)
 秋田県大仙市北楢岡道目木(どめき)
 山形県山形市百目鬼(どめき)
 福井県吉田郡永平寺町轟(どめき)
 「百目鬼(どめき)」や「轟(どめき)」はユニークだ。

 長音を加えて「どうめき」と読む。
 秋田県湯沢市上関道目木(どうめき)
 宮城県角田市坂津田筒目木(どうめき)
 愛知県西尾市下道目記町(どうめきちょう)
 宮城県宮城郡利府町加瀬洞メキ(どうめき)
 高知県四万十市中村百笑町(どうめきちょう)
 岩手県一関市花泉町金沢動目記(どうめき)
 福島県耶麻郡猪苗代町磐里百目貫(どうめき)
 愛知県知多郡南知多町内海道目気(どうめき)
 石川県輪島市門前町百成(どうめき)
 福島県いわき市内郷高野町銅目木(どうめき)
 「どうめき」に、読めそうにない「百笑(高知県四万十市)」、「百成(石川県輪島市)」を当てる由来は何だろうか。

 次は「とどめき」、「どどめき」地名である。
 秋田県大館市大茂内登々目木(とどめき)
 秋田県大仙市太田町国見戸堂目木(とどめき)
 福島県南会津郡南会津町糸沢百々目貫(とどめき)
 秋田県男鹿市角間崎百目木(どどめき)
 山形県鶴岡市羽黒町手向百々目木(どどめき)
 宮城県柴田郡村田町小泉百々目木(どどめき)
 福島県福島市松川町金沢土戸目喜(どどめき)
 愛知県豊田市万町町度々目木(どどめぎ)
 愛知県岡崎市板田町土々メキ(とどめき)

 にごらない「ととろ」地名もあるが、これも「轟」同様、水音に関する地名と見られる。住所の字地には見当たらないが、宮崎市に「働馬寄(どうめき)」という地があり、古い集落であるという。(参考・大淀川流域地名いわれ事典
 宮崎県延岡市土々呂町(ととろまち)
 愛知県豊田市大内町ト々ロ(ととろ)


せんだん轟(とどろ)の滝の案内板
せんだん轟(とどろ)の滝の案内板

 九州最後の秘境といわれる「五家荘(ごかしょう)」。
 その地にある「せんだん轟の滝」は落差70mを誇り、日本の滝百選のに数えられる名瀑である。
 五家荘一帯は、ロマンを秘めた平家落人伝説があり、九州中央山地国立公園の指定を受ける自然美豊かな地である。
 ここを訪れたのは2010年だった。

 「轟」の名が付いた滝は四国や九州地方に数々ある。
轟九十九滝(徳島県海部郡海陽町)
轟の滝(徳島県海部郡海陽町)
大轟の滝(徳島県那賀郡那賀町)
轟の滝(高知県香美市)
轟の滝(鹿児島県肝属郡肝付町)
轟峡(長崎県諫早市)
轟の滝(大分県佐伯市)
轟の滝(佐賀県嬉野市)
轟滝(熊本県上益城郡山都町)
轟の滝(鹿児島市)
三連轟の滝(鹿児島県曽於市)
朝陽轟滝(鹿児島県薩摩川内市)
轟の滝(沖縄県名護市)






Last updated  2017/03/09 05:00:12 AM
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