壁紙自然派

2017/05/31(水)17:00

水芭蕉の楽園・しかしそこはクマの危険地帯

花(1092)

 水芭蕉やリュウキンカが咲き乱れる秋田県仙北市の大場谷地です。先日、近くでクマに襲われて死亡事件が発生したばかりです。  花々がこんなに綺麗に咲いていたら寄ってみたいですよね。  舗装した立派な駐車場や四阿(あずまや)があって、ちょっとした観光地なのでなおさらです。  でも、長居は禁物。そそくさと撮って戻る際、夫婦づれと行き交いました。  「入り口でクマに注意してくださいといわれたんですが、入っても大丈夫ですか。」と声を掛けられました。  「クマは主に早朝か夕方行動するので、日中なら大丈夫でしょう。でも奥まで行かないように。」と返答しました。  この周辺はクマの生息密度の高い地域です。  それに、冬眠から目覚めたクマは胃腸の調子を整えるため、水芭蕉を食べるといいますから、ここはやはり危険地帯です。  入り口に戻ったら、県の職員がクマ注意の立札を立てている最中でした。  数年前、大場谷地から奥に入って滝の撮影に向かった時、クマと思しき動物のうなり声に脅されて引き返したことがあります。  また、初雪がうっすらと積もった晩秋に、同じように奥の山に入ろうとしたら、登山道に延々とクマの足跡がありました。  その時は勇気を奮って山上まで登りましたが、今思うと、ずいぶん危険な行動でした。  大場谷地の駐車場には、初夏から秋にかけて週末、ババヘラのおばちゃんがいます。  ババヘラは、主に秋田県で露天販売されているアイスのこと、夏の秋田の風物詩です。  「こんな山奥で終日よく売っているなー」と感心して見ていましたが、死亡事故が起きた今年は果たしてここで販売するのかな?

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