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2017/10/08(日)08:20

もったいない廃棄リンゴ

つぶやき(31)

 近所にあるリンゴ園のそばを通りかかったら、道端に大量のリンゴが棄てられていました。  先ごろの台風で落下したリンゴなのでしょうか。  腐りかけた実もありますが、大半は赤く色づいておいしそうに見えます。  もったいないと思いましたが、売り物にならないのでは、廃棄せざるを得ないのでしょう。  日本は食品廃棄量が世界トップクラスといわれ、先進国の中でも最下位クラスです。  わが国の食料自給率は38%(平成28年度)で、大半を輸入に頼っているにも関わらずです。  消費者の賞味期限に対する過剰な反応が、「もったいない」という日本人に昔から備わっていた優れた意識を薄れさせてしまっているようで、残念です。  「もったいない」は、日本特有のことばで、外国語には翻訳しにくいのだそうです。  環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんは、この言葉の持つ意味に感銘を受け、MOTTAINAI(もったいない)を世界に広めようとキャンペーンを展開中といいます。  「MOTTAINAI(もったいない)」の精神が受け入れられ、世界共通語になる日も近いかも知れません。  さて、もったいないけど棄てられたリンゴの山に蝶がやってきてまとわりついています。果汁目当てなのでしょうか。  なるほど、何かの役には立っていたか。

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