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2018/01/10
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カテゴリ:交通事故の顛末
槍ヶ岳登頂の証し

 事故に遭った当初たいしたこともないように思われ、私は一週間もすれば治るだろうと軽く考えていた。

 びっこを引いてはいたが歩けたし、事故現場の写真も自分で撮れたからだ。

 だから、クレーン車の運転手には「大丈夫、たいしたことないから」と安心させる言葉を発していた。

 警察官にも「明日、病院に行って診察を受けるから」と伝えていた。


 しかし、そう思ったのは浅はかだったのである。

 軽傷の思惑はものの見事に覆され、ある意味重症のレッテルを貼られる事態に陥ってしまった。

 当日の夜、足と右手が次第にズキンズキンと痛み出したのである。

 救急外来が嫌でなんとかこらえたが、一晩中眠れなかった。

 今思うと、我意を押し通してなぜ救急車を呼ばなかったのか、なぜ夜間診療を拒んだのか分からない。

 事故当時、追突されたダンプカーの運転手が私に投げかけた言葉が忘れられない。

 「あんた、軽く考えちゃだめだよ。交通事故は後で大げさになることも多いんだから」

 全く、その通りになってしまった。


 翌朝、妻の車に乗って大森病院へ行ったが、その頃は立って歩けない状態になっていた。

 だから車椅子で診察室に入った。採血、レントゲン、MRI、超音波などしこたま検査を受け、結果、足は骨折、肩は腱板断裂という診断が下された。

 詳細は省くが、肩の故障は手術が必要といわれ、かくして全治6か月の怪我とは相成ったのである。


 事故当時を思い起こすと身震いが出るが、ともかくも事故死という最悪の事態だけは免れたのだから、不幸中の幸いといえるかも知れない。

 それには、いくつかの幸運が重なっていたのは事実である。

 まず、使った脚立は2m程でそんなに高くなく、しかも最上段には上がっていなかった。

 サワラ並木を剪定するときは、最初この脚立を使い、その後12尺(3.6m)の脚立に切り替えて剪定作業をする。

 12尺の上段に上がっていたら、もっと大変なことになっていたろう。

 それに、剪定ばさみも危なかった。

 鋭利な刃物だから、まかり間違えば凶器にもなる。

 体が地上に投げ出されたとき、一緒に落下していたら、体のどこかに突き刺ってもおかしくはない。

 幸い、剪定ばさみは樹の枝に残っていた。


 最も危険なのは頭である。

 運よく、私はしっかり山岳用のヘルメットを冠っていた。

 岩場の登攀にヘルメットは必需品である。

 それを、剪定作業時にも使用していたのが良かった。

 それも作業開始時、頭は丸裸だったが、後で「まずいな」と気付き、ヘルメットを持ち出して着用したのだった。

 地面は硬い石畳である。ヘルメットがなかったら、頭蓋骨骨折だったか。

 今思うとぞっとする。


 写真は、槍ヶ岳山頂とそれを攻略したヘルメット姿の私である。(2015年7月登頂)






Last updated  2018/01/10 07:20:53 PM
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野の花2517@ Re:虎の尾桜と新緑の柳(04/26) New! 芽吹いたばかりの柳の美しいこと、サクラ…
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