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先日、脳が誤作動するという不思議な体験をした。 手術した右肩がなかなか思うように上らない私に対して、肩に部分麻酔をし、強引に腕を上げるということになった。 随分手荒なことをするものだと思ったが、医者には逆らえないので、従わざるを得ない。 リハビリ室でベットの上に寝かされて、無理矢理措置を施されたわけだが、全く痛みは感じないので、その間私は静かに目をつむっていた。 すると療法士が「手の位置を指差してごらん」という。 私の感覚ではベットから45度程度上っていると感じなので、そこを差したら、療法士が笑った。 「ほら、こっちだよ」と言われた方を見ると、なんと私の腕は180度上がって頭の真上にあるではないか。 びっくりした。 だが、その腕が自分の一部であるという自覚は全く存在せず「私のものではない。他人の腕だろう。」という感覚しかない。 わき腹が引っ張られる感じが微かにあって、腕は前方45度の位置と、それでも私の脳は示しているのだ。 私の脳神経は全くどうにかなってしまい、完全に誤って作動している。 「たいがいの人がそうです」とは、療法士の言葉だった。 写真は、雪原の孤独な樹です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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