カテゴリ:自然
今の季節、鳥海山はまだまだ残雪が豊富です。 なかでも千蛇谷の大雪渓は、白馬大雪渓にも匹敵するような規模を誇ります。 夏場の雪渓登りはひんやりとして気持ちがいいものです。 が、しかし、るんるん気分なのは最初のうちだけ。山頂に近づくにつれ、だんだん傾斜がきつくなると、足掛かりのない平らな雪面の登りは、アイゼンを付けていても、辛くて危険です。 つま先を強く押し付けて雪面に穴をあけ、それを足掛かりに一歩一歩、それもジグザグ歩行で頂上を目指し、なんとか山頂を極めることが出来ました。 4年ぶりの山頂は天候にも恵まれ、感激もひとしおでしたが、気は緩められません。 急斜面の雪渓下りは、上りよりも数段危険度が増し、恐怖心がつのるのです。上りとは逆に、かかとを強く雪面に押し付けて大回りで下り、なんとか克服できました。 写真は、下山時、千蛇谷の取り付き付近から山頂を望んだものです。若者が二人雪渓を登っていますが、アイゼンは装着していませんでした。「大丈夫かな」と心配しながら見送りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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