虹彩の氷中モミジ、その撮影方法とは?
氷中の虹彩モミジです。壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする 普通に撮ったのが写真1枚目。 なんの変哲もない写真ですが、これにちょっと細工をして撮ったのが写真2枚目です。 鮮やかな模様が浮かび上がり、虹彩のモミジとなりました。 「どうやって撮ったの?」という方のために、その方法をお教えしましょう。 カメラのほかに2つの小道具を用意しなければなりません。 まず、カメラのレンズに装着する円形の「偏光フィルター」が必要です。 風景写真を撮る人には必須のアイテムです。 たとえば、紅葉写真を撮るときにこれを使うと、紅葉樹の反射光が除去されて、鮮やかさが際立つようになります。 もう一つの小道具は角型の「偏光板」です。 薄いフィルム状のもので、できるだけ大きいサイズが有利です。 私は25センチ四方の偏光板を用意しています。 Googleから「偏光フィルター」で検索すると、そのどちらの画像もでてきますので参考までに。 さて、今回の撮影方法です。 透明なガラス板を、下を透かした台の上に置きました。 その上に角型の偏光板を載せ、そしてモミジを置き、さらにその上に薄氷を載せました。 薄氷は、外の水瓶に張った氷をそっとはがして使いました。 カメラのレンズには偏光フィルターを装着しました。 そして下からライトで照らし、真上からカメラで覗いて撮影開始。 偏光フィルターを少しずつ回しながら見ると、あーら不思議。虹色の素敵な紋様が浮かび上がったのでした。 今回は自然にできた氷を使いましたが、それがすぐに手に入らない場合は冷蔵庫を使用します。 ガラス板にモミジを載せ、霧吹で表面を濡らし、冷蔵庫の冷凍室に入れます。 何度か取り出して霧吹きしながら、氷の層を厚くします。 撮影の時、偏光板はガラスの外側にテープで張り付けて使用します。 あとは前段と同様です。 皆さんも遊び心で、ぜひお試しを。