枯れざくら~昔の防衛大学校物語 入浴
防衛大学校入校話の続きですhttp://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200531.html夕食ともう一つ絶対にしなければいけないのは入浴です。勿論尋常じゃ無く汗をかく機会がありますし(肉体的にも精神的にも)、幹部自衛官たるもの常に清潔であることが求められます。そもそも集団生活ですから、公衆衛生を守るためにも必須です。なお、食堂内、浴場内での敬礼は不要というルールです(したら逆にシバかれます)。また余程酷いことが無い限りシバかれません。バイオハザードで言うところのセーブポイントみたいなセーフティゾーンです(?)。あとこれは公式ルールかどうかは謎ですが、浴場内で「前」を隠すことは禁止です(タオルなどで隠していたらみっともない?一応、それでシバかれた人は知りません。なお女子は知りません。あしからず)。ただ、脱衣場には定期的に週番が見回りに来て、決められた通りキレイに作業服を畳んでおかないと「整頓不良カード」なるものが入れられます。その場合、週番室に呼び出され「シバかれ」ます。私はカラスの行水作戦で、週番が見回りに来る前に風呂から上がってしまっていたので、整頓不良カードを入れられたことはありませんでした(^_^;食堂と浴場は当時隣接していましたから、やはり「8号舎」の連中にしてみれば遠いのです。なお、各号舎にはシャワー室があるので、そこで済ませるのは可能なのですが、一学年が使うのは厳禁。ですから、結局夕飯を食べて入浴をするため、どうしても号舎の外にいかないと行けません。もっとも、上級生にしてみれば、この時間帯に一学年がいない確率が高いので、また部屋を点検して「飛ばす」ことができる時間帯。ですから、部屋に残っていたら「お前夕飯食べたのか?」と聞かれ、当日のメニューを聞かれて言えなければ行ってないことがバレてシバかれるので、結局行った方が身のためでもありますが。(つづく)