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2005年01月15日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私たちは何のために生まれてきたのでしょうか。

初めから、愛そのものの「ほんとうの自分」であれば、傷つくことも苦しむこともないのに…と思うことはありませんか。

多くの人は苦しみを抱えつつ、この人生を生きてゆかなければなりません。

苦しみは試練であって、それを乗り越える強い力が必要なのでしょうか。

乗り越えるだけの強い力のない人は生きる価値がないのでしょうか。

苦しみのことを試練という言葉で言い表すのが、ほんとうにふさわしいのでしょうか。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


女の子は体ごと母の愛に抱かれていた時期がありました。

母親の胎内では母親と一体の女の子は至福の時間を過ごしていました。

でも、いったん母の胎内を離れ、この世に誕生することにしました。

生まれることにしたのは、この世で起こる体験を通して、学ぶ必要があったからです。

体験の中には悲しい体験も含まれます。

お人形をとられたとき、この女の子は、悲しい思いをしました。

悲しい体験をし、もう一度母の胸に抱かれるとき、愛いっぱいの世界にいたときの感情や感覚を思い出します。

そして、悲しい感情は愛の中に包み込まれれば、融け込んでしまうことを知ります。

この子はこの体験によって、愛のすばらしさと人に愛を与えてあげるにはどのようにすればいいのかを同時に知ることができました。

愛だけの世界にいるころは、その世界が愛に満ちているとは感じません。

うれしいともすばらしいとも感じません。

他の世界を知らないうちは愛の世界は「愛の世界」ではなく「あたりまえの世界」です。

愛の世界を「愛の世界」と知るためには、愛以外の体験がどうしても必要です。

そこで女の子はいったん愛の世界から離れて、「あたりまえの世界」だった「愛の世界」のすばらしさを知ろうとします。
(続きます)





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最終更新日  2005年01月15日 21時26分24秒
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