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Kabocha's Diary

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「ことばの教室」学習会原稿より

◇◇◇「ことばの教室」学習会原稿より◇◇◇


私の子どもは、今年○○小学校の情緒障害の特殊学級に入学しました。
まず始めに就学先が決まるまでの流れをお話しします。
年中の年には、この学習会と学校訪問に参加して、○○小学校と最寄りの情緒障害学級ということで○○○小学校を見ました。
年長の年は、6月にこの学習会に参加して、7月には○○小学校の学校開放の日に特殊学級と1年生の通常学級の様子を見て、後日時間を取って頂いて、本人を連れて校長先生と当時の特殊学級の担任に会いました。
同じく7月に県の就学相談。
10月に学校訪問と就学時健康診断。
学校訪問は、前の年と同じく○○小学校と○○○小学校を見ました。
11月の半ばに就学相談会があって、11月の末に電話で判定結果が知らされて来ました。
情緒判定でしたが、○○小学校に情緒障害学級が新設されるかどうか分かるのが2月の頭ということだったので、その時点では保留にしましたが、3学期が始まってすぐに○○小学校の教頭先生から電話があって、うちが○○の特殊に入級の意思表示をすれば予定数が9人になって1クラス増設になるということだったので、○○小学校でお世話になることに決めました。

最初に戻って少しずつ補足説明をしていきます。
年少の時に○○学園の学習会で、情緒判定の場合で地域の小学校に知的障害学級しかない場合は、原則としては最寄りの情緒障害学級のある小学校になるけれども、学校長が受け入れられると判断すれば地域の小学校に入学出来ることもあるので、就学相談まで待たずに小学校に相談に行くなどしておいた方が良いというお話しを聞いていたので、早めに小学校と連絡を取りました。
校長先生と特殊学級の担任に会った時のお話しでは、特殊学級に入れるかどうかは、適正就学委員会の結果次第ということで、通常学級でと言われることもないとは言えないということだったので、夏の内に病院で発達検査を受けて支援が必要な子であると分かるような診断書を書いてもらいました。
県の就学相談は、そこで話した内容が市の教育委員会や小学校へ伝えられるわけではなく、ここでしっかり訴えたら入学後に良い支援が受けられるということでもないようで、具体的な支援については学校と直接話しておかなければならないようですが、設定された場所で改まって話しをすることで、自分の頭の中が整理出来て、これから自分がどうしたいか見えてくるきっかけにはなると思います。
学校訪問は、時期的に就学時検診とどっちが先かという時期になってしまうので、年長のこの時期では就学先を考える材料にするには少し遅いかなと思うので、たとえまだ漠然とした考えしかないままででも、年中の時に取りあえず見ておくのも良いかなと思います。
また、2年続けて同じ学校を見ると先生の姿勢や子どもたちの様子が段々変わって来ているのが見えたりもして、そういう変化も就学先を選ぶ参考になるのではないかと思います。

私の場合は最初から特殊学級を強く希望して、希望通りに今特殊学級にいます。
○○小学校の特殊学級の時間割は1時間目は「朝の生活」、2時間目は「生活単元」、3・4時間目が普通の教科で、今の時点で1年生は5時間目がありません。
体育と音楽は交流学級の授業に参加するので、交流授業が特殊の時間割の国語や算数に被る時もあって、そのあたりについては多少複雑な思いもあります。
ただ、少人数の中でゆとりを持って過ごせる時間が中心となる学校生活で、本人は毎日やる気満々で元気に登校して行きます。
頭の片隅を「もったいなかったかな・・・、頑張らないといけなかったかな・・・」という思いがかすめることも確かにあるのですが、そういう時にいつも思い出す言葉があります。
これは、ある自閉症の子のお母さんがご自分のホームページの掲示板に他の方が書き込まれたコメントへの返信として書かれたもので、私が言ってしまうと負け惜しみにしか聞こえませんが・・・
「就学に『勝ち』『負け』なんてない。子どもがいきいきと楽しく過ごせる場所が一番ですよね。」
今は本当にこの言葉だけがお守りです。

注) 文中の学校訪問とは、「ことばの教室」で取りまとめて「ことばの教室」の先生同行で行われるものです。


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