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カテゴリ:中長期投資
しばらくポジションを持っているトレーダーは、
夏相場をどう乗り切っていくべきか、考えるタイミングではないか? 全体感を考えてみる。 ここでは1週間以上は通常ポジションは維持するが、1,2ヶ月以内では手仕舞う、という買いメインのトレーダーをイメージして考えます。 シナリオをいくつか考えてみる。 1、NYが強いので、今来週中にも昨年春からのBOX上限を突破する 2、すぐには無理だが夏の間には上に抜けそうだ 3、材料乏しくこのまま時価近辺で小動きが続きそう 4、第1Qの決算も近づいてくるし、政局も荒れそうで下値リスクがある でもTOPIX1100ポイントは維持される 5、もっと悪い いろいろ考えられます。 ・まず自分が一番起こりそうだと思うメインシナリオはどれだろうと考えてみる。 ・次に、そうなった場合に一番利益が出そうな戦略はどういうものか。 ・最後に、メインシナリオ通りいかなかった場合に、どうポジションを変えて 対処していくか。 自分でどう感じているだろうか。今のポジションとは関係なく素直に考えてみてください。 例として、弱気のシナリオ4をメインにしてみましょう。 NY市場が急騰して明日までに6月高値を抜いたら考え直すとして、それ以外は今週中にいったん手仕舞い。ポジションを極端に落とす。または丸に。または、少し売り越しに。 8月上旬の決算ピークを見極めて、政局等混乱要因が収拾されそうなら、BOX下限が割れないという前提の下、第3週辺りに再度買いポジションをゆっくり積んでいく。 ただし、次の事象が8月5日までに一つでも発生した場合は即時に戦略を変更する。 イ)TOPIXが1230ポイント、日経225が12200円をともに終値で越える ロ)出来高が20億株を突破してくる ハ)NYダウが3月高値を突破している(11000ドル突破) ニ)TOPIXが1100ポイントを割れる それ以外の場合は、8月5日引け後に次のシナリオを考える。 実際はもっと細かく枝が分かれていきます。 起こりうることは可能性が低くてもできるだけたくさん考えてみましょう。 大震災が起こったらどうでしょうか? 極端に悪いシナリオをいつも考えておくと冷静に対処できます。 臆病に過ぎるぐらいで丁度いいです。 そして、間違っても当たり前なので淡々とシナリオを修正しましょう。 備えているので、たいして痛手は受けないでしょう。 もし、シナリオ通りことが運んだら大きく取れるはずですよね。 もしこれを読まれたらためしにご自分のシナリオを考えてみてください。 私は、実は今日から夏休みの予定でした。が、NY市場が急騰したので、ひょっとしたら日本もいい方向で地合いが変わるのか? を確認するため、休みを15日からに延ばしました。 今日は週明けですので、明日に期待です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月11日 17時30分16秒
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