第3話 異端の策略http://www.veoh.com/videos/v787534r4QgqSbW案の定、ひねた打ち方。 人を嵌める事ばかり考えてきた人間の発想。 痩せた考え。 並の人間は、仮に流れを掴んでも、案外それを生かせない。 負けると感じながら、降りない阿呆。 絶好のカモ。 むしれるだけ、むしる。 弱ってきた人間が、どうすれば崩れるか、アカギは本能的に察している。 この時、ヤギの精神の何かが壊れ、後は総崩れ。 局は進むが、ヤギに見る影は無い。 打牌が弱気一辺倒に成り、常にアカギの動向に左右される。 ヤギにはもう戦う意思が無い。 この時、アカギは勝負としての麻雀の原理、それを凡そ掴みかけている。 麻雀は、自分が如何に上がるか、というゲームではなく、逆。 如何に相手を下ろすかというゲーム。 自らのイメージを増大した者が勝機を掴む。 |