2011/07/21から引用

でもこんな事は普通の事であり
損切り等で相場から間違いだよーと教えられたらそれを修正すればいいだけで、
大切なのは自分の相場観に基づいてポジションを持つ事、
逆にポジションを持ってから相場観を変えるのだけは絶対に避ける事
それだけなんです。

それさえ避ければ常に正しい姿勢でのトレードが可能だし、
自分の不安定な相場観に変にこねくり回される位なら
ポジションを持った後は思考停止状態になり、
事前に決めた通りの決済をしたほうが間違いなく長期的に上手く行きます。

なので相場観をポジションを持った後に変更させない、
ある意味思考停止させる、
これがまず第一の”正の思考停止”になります。

そして二つ目の正の思考停止は”パターン”についてになりますが、
自分の得意パターン以外でちょくちょくトレードしてしまう癖があるなら、
思考停止になったほうが100倍マシです。

ある意味パターンだけに集中しあとは思考停止、
そのほうがパターンに対しての集中力や記憶力、
それによる経験というものが身につきますし、
自信はそこから生まれるものです。

だから「買いで入ってみようかな～」とか
「なんか売りで行けそうじゃね？」とか余計な事を考えるぐらいなら思考停止する、
そのほうが断然上手くいくんです。

そして三つ目は一と二を複合させた感じになりますが、
相場観に則り自分のパターンでポジションを持ったなら
”あとはある程度思考停止させる”、
それが第三の正の思考停止です。

ＦＸに参入した８割程度の人は結局退場になりますが、
その理由は相場観が間違えていたのではなく、
数回のトレードもしくはたった１回のトレードで資産の大半を失う、
それが主な原因です。

これは勘違いしている人が多いですが、
相場観・予想を外しているから退場になるのではなく、
ポジションに対して変な”固執”を持ったから
退場になっているんです。

だからと言って相場観はどうでもいい、
そんな事を言いたいのではなく勿論大切ではありますが、
相場観なんて当たったら程々で利食い、
そして外れたら当然のごとく損切りする、
ただそれだけの”部分”だという事です。

なのでそんな部分に対して無駄な固執はいりませんし、
当たったとしても必要以上の欲もいらなければ
逆に損切りの躊躇も必要ありません。

それはイコール、
ポジションを持った後は利損ラインと
そこに至るまでの形だけをチェックし、
それ以外は思考停止のほうが上手く行くという事になるんですよ。

なので今回、
「バランスが取れず思考停止になってしまう・・・」
とコメントを下さった方にお伝えしたい事は、
考えるべきポイント・抑えるべきポイントだけはしっかり抑え、
あとは変に考え過ぎないで下さいねという事です。

私もそうでしたが「あれも、これも！」と考えると
思考停止というか変な混乱だけが残りバランスを崩しますし、
ある意味思考停止になったほうが上手くいく部分もある事、
その”区別”を分かって頂ければなと思います。

以前このブログにも書きましたが、
まいど先輩から教わった”シンプルに考える事の大切さ”は
今だからこそ分かるというかそれが一番の稼ぐコツだと思っていますし、
良い意味での思考停止、そして執着すべき所とそうではない所の分別、
少しずつ掴んで行って頂ければ幸いです。