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カテゴリ:最強アングラ!!
横たわる二人の死体のように私たちはうごかなかった…。 だけども、死体達は幸せだった。
だって愛するモノ同士がずっとそばにいられる。
でもそれは死体どうしであって、 其れ以外の幸せは得られない。
それでもよいと思っていた。 そのときはそれが正解だったから。
だけども、息を吹き返した私たちは間違いに気づいたから お互いの顔もみたくなくなってパスタを食べたらお別れした。
次の日から、私は決して報われる事のない目的地へ行くために 必死でもがく道を強いられた。
そのたびに私の顔は引きつり、麻痺した殻だけが鎧になった。
私に鏡は必要ない。
死体も必要ない。
必要なのは、 生きること。 生きた人間の血だけ。
殻は永遠に割れる事はない。 だから永遠に笑って幸せでいられる。 私は新たな幸せを手に入れることができた幸運の持ち主。 殻さえあれば生きて行ける。
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最終更新日
2008.07.22 13:31:36
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