チュウシャクシギの成鳥と若鳥について
一昨日、成田市から栄町、印西市の水田を探索し、ムナグロ、キョウジョシギ、チュウシャクシギと出会いました。そのうち、チュウシャクシギは下嘴がピンク色が顕著かどうかで成鳥と若鳥を識別できます。一枚目は、昨日成田市郊外で見かけた個体、二枚目は2019年5月に印西市見かけた個体、三枚目は2018年5月に栄町で見かけた個体です。一枚目と二枚目(右から二番目)の個体では、嘴基部がピンク色を帯びています。これに対して、三枚目の個体では真っ黒です。若鳥では下嘴のピンク色がより顕著になりますので。一枚目と二枚目の個体は若鳥から成鳥に移行する個体と考えられます。なんだ、チュウシャクシギかとおっしゃらず、丁寧に観察することでわかることもあり、野外で出会う醍醐味と私は思っています。