牛久沼沿岸の冬鳥探鳥記
茨城県南部に位置する牛久沼沿岸を探索しました。谷田川と西谷田川が小貝川の堆積作用により堰き止められてできあがった言われている平均水深1mの沼です。昼過ぎに到着後、遊歩道を進行し葦原の群生したエリアをまず探索しました。小さな水路沿いで茶色の個体が移動するのを見つけたので確認すると、ヒクイナ。顔から胸が赤く、足と虹彩が紅色が素敵でした。その後、公園の広場で家禽化したサカツラガン4羽の姿や沼の水面に目をやると、コブハクチョウ、マガモ、コガモ、トモエガモ、ヒドリガモ、カイツブリが羽を休めていました。このほか、ユリカモメの群れが公園との境にある杭の上に止まり休んでいました。成鳥が大半でしたが、雨覆に褐色斑がある若鳥の姿もあり、成鳥たちが脇を固めている光景を目にしました。また、葦原の群生しているエリアでクイナのキューイという鳴き声を聞いたり、葦原で葦の中に生息するビワコカタカイガラモドキというカイガラムシの一種を食べていたオオジュリン、ホオジロの姿を見つけました。(写真)2025年2月28日撮影