手賀沼沿岸のサシバ観察記
南の風に乗ってサシバが姿を見せる時期、手賀沼沿岸を探索しました。複数の谷津田のうち、一ヶ所目ではサシバが4羽飛翔する姿を目撃しました。2羽は電柱に止まり、周囲のきょろきょろとしていました。うち一羽は胸が斑状、上面は灰褐色で雌個体、もう一羽は頭が灰色で胸全体が褐色の雄個体でした。このほかの2羽は鳴きながら上空を飛翔しており雌雄の識別はかないませんでした。二ヶ所目の谷津田では、電柱に後頭から上面が灰褐色で、うっすら眉斑が見える1羽を見つけました。ただし、胸が斑状なのか胸全体が褐色なのかは確認できずでした。このほか、オオタカが飛翔し登場し、その姿を観察していると、上空を喉から腹が白く横斑があり、尾に4本の黒褐色帯が見えました。三ヶ所目の一角ではノスリが電柱に止まっている姿を観察しました。虹彩が黄色で上面が淡色の若鳥でした。四ヶ所目ではサシバの姿は見つからずでしたが、モズ成鳥雄が水田で何度も餌を捕獲し巣に運搬している姿を目撃。ジュニアの鳴き声も聞こえてきました。このほか、水田の中を餌を探しまわるキジ成鳥雄、昆虫類を探して移動するハクセキレイの姿も観察しました。(写真)2025年3月30日撮影