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テーマ:野鳥好きっ♪(16202)
上高地でコマドリと出会い、記録した画像を復習してみました。 鳴き声は何度も聞いていたのですが、今回のように姿をじっくり見たのは はじめてなので羽色のいろいろを拙宅の亭主にレクチャーを受けました。 (1)今回観察した個体の性別 胸の境界線が雌よりも明瞭で濃い、頭部の橙色が鮮やかであり、 雄の特徴がわかります。 (雌では喉から胸の橙色と腹部の白灰色の境界線がはっきりとしていない、 頭部の色は地味な色) (2)囀りの姿勢 現地で囀っていた個体はいずれも地上近くの樹や低木の枝にとまり、 胸をはって囀っていました。いわば決めのポーズなのだそうです。 「ヒンカララララ」「チッツルルルル」と、よく響く大きな声でさえずりが特徴ですが、 地鳴きは、「ピッ、ピッ、ピッ」「ツン、ツン、ツン」と細く高い声とのことです。 そういえば、囀り前にいくつかの木を移動していたときに聞こえていました。 (3)行動圏 コマドリは、「一沢一駒」と言われ明確な縄張りを持つと聞いていましたが、 上高地のコマドリは200メートル程度の範囲内に複数の雄の囀りが聞こえました。 繁殖環境が狭くなってきていることで密集してきいているのではないかと仮説が たてられるのではとのことです。 (4)コマドリの求愛ダンス 亭主も鳥見をはじめた頃に師匠から教わったのだそうですが、雄が求愛ダンスを 行うのだそうです。雄が、倒木の上などで尾を上げて扇形に広げ、頭を下げ、 尾を広げたまま下げて翼を半開きにして震わせ、ルルル・・・と小声で鳴きながら 同じ場所で一回転するの行動を求愛ダンスと呼んでいる由。 雌は、求愛ダンスを見て、雄のプロポーズを受けるかどうかを決めるのだとか。 亭主と出かけたフィールドは、福島県裏磐梯から米沢にぬける峠道の 谷、国民休暇村裏磐梯近郊、長野県白駒池、亜種タネコマドリが生息する三宅島で 出会ったことがあります。それらのフィールドで求愛ダンスを披露してくれるような舞台 を探してみたいと思います
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最終更新日
2021.07.01 10:09:43
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