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テーマ:野鳥好きっ♪(16199)
カテゴリ:識別について
昨日、谷津干潟でキリアイを観察しました。一枚目の写真がその個体です。 眉斑、側頭線、頭央線があり、独特の顔つきで、胸に縦斑があり、上面の羽縁が赤褐色味はなく、黒味がかっててもいませんでした。これらから成鳥夏羽後期の個体と思われました。 (上面の羽縁が赤褐色の夏羽) 二枚目の写真は、2015年9月12日谷津干潟で観察した上面の羽縁が赤褐色の夏羽です。 (昨日と同様の個体) 三枚目の写真は2021年8月28日稲敷市で観察した個体です。 昨日の個体と同様に上面の羽縁が赤褐色味はなく、黒味がかっててもいません。 成鳥夏羽後期の個体と思われました。 (夏羽から冬羽に換羽中の個体) 四枚目の写真は、2021年9月24日に稲敷市で観察した個体です。 上面に灰色の羽が見られました。頬に灰褐色が見られないので成鳥と思われます。 (第一回冬羽では頬も灰褐色) (キリアイの足の色について) 足の色は、桐原(2000)が短くて黒い、永井(2014)は足が黄緑色の個体は若鳥、 氏原(2006)は幼羽は足は黄色味のある個体が多いと解説しています。 五枚目の写真は、2016年9月3日三番瀬で観察した個体で足は弱い黄色味、六枚目の写真の個体(2015年9月12日谷津干潟で観察)の足は黄色味があります。 五枚目の個体は上面の羽縁が赤褐色で成鳥ですが、足の色は黄色味があります。 成鳥でも足の色が黄色味がある場合があるということになります。 (引用) 氏原巨雄・道昭.2006.シギ・チドリ類ハンドブック.p27.文一総合出版. 桐原政志.2000.日本の鳥550水辺の鳥.p218.文一総合出版. 永井真人.2014.野鳥図鑑670.p314.文一総合出版. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.17 18:17:23
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