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花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2024.12.15
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茨城県南西部にある菅生沼にでかけました。面積85ha、水深 1 mに満たない沼で、
ヨシ ・マコモ が 生い 茂っていて水鳥に採食 可能な環境が残っている環境です。
10月20日にコハクチョウが飛来し、越冬する個体数が増加しています。
今日、常総市菅生の水面で休んでいたのは、コハクチョウ152羽、オオハクチョウ6羽、コガモ36羽、オオバン6羽、タシギ12羽でした。このほか、上空をノスリ、トビ、水路沿いに複数のカワセミの姿、沼の浅瀬でセグロセキレイが水浴びをしている姿、葦原を鳴きながら移動するベニマシコの姿、葦原の中で鳴いていた複数のクイナを観察できました。
ベニマシコは、写真では、翼帯が記録できませんでしたが、2本の白い翼帯が目立ち、体は褐色で下面に縦斑があったことから成鳥雌と思われました。
(菅生沼ではなぜ日中にコハクチョウの姿があるのか)
渡辺(2010)が報告しているように、多くの越冬地では朝、ねぐらを飛び立ち日中は水田で過ごし、夕方に内水面に帰還して夜を過ごすのが越冬生態です。
ところが、コハクチョウにパンの給餌が行われており採食している様子が見られます。こうした関係で日中に沼に姿があります。
今日も2羽のコハクチョウが地下茎を採食している様子が見られましたが、大半は人による給餌をお目当てにしています。ただし、それだけでは満たされないので夕方前に近郊の水田に10羽未満の小群で出かけて落ち籾などを食べています。
(菅生沼でシギ・チドリが見られる要因)
渡辺(2011)は、菅生沼の鳥類についてマコモ群落との関係に着目し調査をした結果を報告しています。それによると、冬季にマコモが枯れると泥が露出し地表面や浅い地中の小動物を採食しやすくなり、イカルチドリ、タゲリ、タシギといったシギ・チドリ類が飛来していると記しています。
(写真)2024年12月15日撮影
(引用)
渡辺朝一.2010.コハクチョウ.Bird Research News Vol.7 No.3.p4-5.

























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最終更新日  2024.12.15 20:20:21
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