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テーマ:野鳥好きっ♪(16868)
山野の冬鳥の代表ツグミですが、鳥友たちから昨年から今年にかけて姿をみかけないと聞いています。 (ホームグランド手賀沼とその沿岸での観察記録) ホームグランド手賀沼とその周辺地域では11月18日が初認でしたが、その後は12月29日に沿岸で姿を見かけるまで観察のブランクがありました。いつもでしたら、初認以降個体数がふえ、夜間にも鳴きながら移動していくのですが、そのパターンは皆無でした。 (千葉県、埼玉県、茨城県、東京都での観察記録、カッコ内は個体数) (*)いずれもはじめて姿を見かけた日 千葉県と隣接する都県で見かけた記録を整理すると、つぎの通りです。 千葉県松戸市千駄堀12/20(1)、埼玉県吉川市吉川美南12/26(1)、 千葉県柏市片山12/29(1)、千葉県印西市1/2(1)、東京都葛飾区1/6(1)、 千葉県松戸市樋野口1/16(5)、千葉県柏市柏の葉2/1(2)、東京都清瀬市2/3(1)、 埼玉県三郷市2/10(7) (県外の観察記録、*以外は鳥友からの情報による) 県外の鳥友から聞き取りした結果を整理したものが次の通りです。 北海道稚内市24/10/15、長野県長野市24/10/26、*宮城県大崎市11/28、 石川県七尾市24/11/30、長野県軽井沢町24/12/28、石川県羽咋市25/1/6、 北海道苫小牧市24/1/7、北海道七飯町24/11/10、岩手県盛岡市24/10/20、 山形県飛島10/2、新潟県新潟市北区24/12/28 (バードリサーチ季節前線2024から) バードリサーチ(2024)は、9/30までに観察されたのが富山県と秋田県、それ以降 東京都、宮城県、熊本県、香川県で観察記録が寄せられたと報告しています。 (ツグミの南下ルート) 梅垣(2019)は、日本列島を南下するルートが2ルート(*)がある鳥として、ツグミ、タヒバリ、アトリ、ハギマシコ、オオマシコを例示しています。 (*)日本海を横断するルートのみをとる種とあわせて日本縦断ルートも存在する2タイプ) ルートを日本地図で見てみると、朝鮮半島から九州地方へのルート、日本海を横断しての能登半島などの北陸地方へのルート、日本海を横断し北海道のルートにくわえて日本を縦断するルートです。 平年であれば、前記ルートで日本に渡り、群れで山林で行動した後各地へ分散し、 平野から山地の森林、草原、農耕地、都市部に移動し越冬すると言われています。 (引用) 梅垣佑介.2019.日本周辺の鳥の渡りルート.日本の渡り鳥観察ガイド.p35.文一総合出版. バードリサーチ.2024.季節前線2024. https://www.bird-research.jp/1_katsudo/kisetu/index_kisetu_kekka.html (写真) 2025年2月10日埼玉県三郷市、2025年2月8日千葉県松戸市樋野口、 2025年2月1日千葉県柏市柏の葉、2025年1月16日千葉県松戸市樋野口
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最終更新日
2025.02.11 15:41:41
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