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花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2025.04.02
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春から夏にかけて林や渓流を探索していると、ツピツピチヨチヨリリリと早口で囀るミソサザイの姿を見かけます。
冬には手賀沼沿岸や谷津田の一角でチッチッとウグイス似の舌打ちするような地鳴きをしているのを見聞きします。それが、標高の高いところに移動し囀る姿を見かけます。
移動する際は単独なのか、集団なのかと疑問を持ち、研究報告を調べてみました。
(一定地域を移動しながら移動するミソサザイ)
植田(2020)は、滋賀県で集団塒をつくる鳥類と塒地を記録した結果を報告しています。
報告によると、ミソサザイ、キバシリ、エナガといった種類は一定区域を移動しながら採餌し休息する際には小集団で休息する分散塒型、夜間に休息する際には集中して塒をつくる集中型塒(ムクドリ、サギ類)、日中は群れで採餌しているが、夜間は木洞や茂みで単独の塒をとる単独塒型の3タイプが存在すると報告しています。
ミソサザイが円翼短腕型の翼を羽ばたかせて林の中を移動していく姿を想像すると、応援したくなります。
(非繁殖期の雄は山地で縄張りを維持する)
惣田(2022)は、京都府の山林においてミソサザイを観察し、行動や生態を調査した結果を報告しています。その中で、「ミソサザイの雄は非繁殖期でもなわばりを維持している可能性がある」と述べている点は、研究者の間で注目されています。冬には雌や若鳥が低地に移動する間も雄が縄張りを維持し、翌年の繁殖の備えているとも考えられます。
(引用)
植田 潤.滋賀県内における集団塒をつくる鳥類とその塒地の分布.pp12.
2012年度(第17回)タカラ・ハーモニストファンド研究助成報告.
惣田彩可.2022.年間を通したミソサザイの生態に関する調査.pp15.
2022年度(第37回)タカラ・ハーモニストファンド研究助成報告.
(写真)
一枚目:2010年5月15日栃木県日光市、二枚目:2021年6月29日長野上高地、
三枚目:2022年5月26日長野県戸隠、四枚目・五枚目:2022年3月3日千葉県市川市で撮影















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最終更新日  2025.04.02 11:58:57
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