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花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2025.04.29
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東京郊外でツミが繁殖するようになったのは、2000年代に入ってからです。
雄の虹彩が赤色であることが鳥見人の間で共有されるようになりましたが、それ以前はベテランになればなるほど雄の虹彩は黄色と図鑑に絵が掲載されていたので黄色と思っていたとお話しを聞かされたものでした。
(ツミ雄の虹彩の色について)
所蔵の図鑑類を見返してみると、清棲(1952)の解説とイラストが記されていました。
本文の解説には雄の虹彩は「黄色」図版には雄の虹彩は黄色、雌の虹彩も黄色で描かれています。また、高野(1985)は、「従来の図鑑では雄の目も黄色となっているが、少なくても繁殖期の雄は赤い」と報告しています。
ツミの虹彩の色をめぐり、松田道生さんがブログに次のように報告しています。
(http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2012/11/post-286a.html)
「大図鑑を調べて見ました。『黒田図鑑』(1933-1934)には、雌雄と幼鳥が描かれていますが黄色です。『山階図鑑』(1934、1941)にはイラストはありませんが、記述で雌雄の区別はされてなく「虹彩はレモン黄色」となっています。『清棲図鑑』(1965)は、本文の記述はなく小林重三のイラストは黄色でした」、「高野伸二さんが描かれた『野外観察用鳥類図鑑』(1965)では黄色に描かれていますが、『フィールドガイド日本の野鳥』(1982)では初版から赤くなっています」、「少なくとも図鑑のツミの目の色が変わったのは1980年代」と締めくくっています。
(虹彩の色が変化した理由)
1980年以前の図鑑では、剥製標本をもとに描かれていたと聞きます。
そのため、正確な目の色がわからない、脚の色が退色していて生きている状態と相違しているといった問題があったようです。
それに比べて、1980年代以降はツミの都市進出もあり、身近な環境で観察・撮影することができるようになり、雄の虹彩について赤色と記述されるようになりました。
(引用)
清棲幸保.1952.日本鳥類大図鑑Ⅱ.p477-478.図版2図.大日本雄弁会講談社.
高野伸二.1985.野鳥と友に.p211.朝日新聞社.
(写真)2025年4月29日撮影、2025年4月25日撮影












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最終更新日  2025.04.29 18:52:18
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