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花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2025.06.10
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カテゴリ:識別について
繁殖時期、湖沼の葦原の上をヨシゴイが頻繁に飛翔するを観察した鳥友から、ヒナはどんな餌を与えられているのか、雌雄の識別について質問をもらいました。
(ヨシゴイ雛の餌内容)
上田(1992)は、埼玉県で行った調査結果を整理し報告しています。
報告によると、餌種のほとんどは魚類(82.9%)とカエル類(13.6%)で、無せきつい動物はアメリカザリガニ、コモリグモ科のクモ、せきつい動物はドジョウがもっとも多く、モツゴ、アマガエル、トウキョウダルマガエルとダルマガエル、フナの順と記されています。
まとめとして「食物は基本的に水中及び水辺に棲む魚類・両生類・エビ類・昆虫類などと思われるが,原島(1991)によるヒナの吐出物調査では,小魚、ザリガニ、エビ、オタマジャクシ、ヤゴ、その他の昆虫類以外にカナヘビのみを給餌していた巣もあった」と報告されています。
(ヨシゴイが餌を落とさない嘴の構造)
佐原(2013)が「ピンセット状のクチバシの外縁には細かな突起が並んでおり、いったんくわえた獲物は滅多に落とさない」と述べています。
どんな突起なのか一度観察してみたいと思っています。
なお、鳥類の中でハヤブサ、モズの嘴にある嘴縁突起(*しえんとっき)は、捕えた獲物をいち早く砕く仕組みと考えられています。
(*上側の嘴には突起があり、下の嘴にはその突起を収める欠刻がある)
(引用)
原島政巳1991.サギ類の見分け方.日本の生物1991年5月号.
p4-11.文一総合出版.
上田恵介.1992.ヨシゴイIxobrychus sinensisのヒナの餌内容.
山階鳥研報第24巻.p13-17
佐原雄二.2013.ヨシゴイ 分類と生態.
Bird Research News Vol.10 No.1.p4-5.
(写真と雌雄識別)
一枚目、二枚目:成鳥雄:2013年7月13日越谷市で撮影
頭頂部が黒い。前頚から胸にかけて縦斑があります。
なお、縦斑は中央の1本しか見えない場合もあります。
三枚目、四枚目:成鳥雌:2014年6月29日、2018年6月17日越谷市で撮影
頭上が赤褐色、前頚から胸にかけて5本の淡い色の縦斑があります。
五枚目、六枚目:2025年6月6日上州で撮影。
頭上が黒く、前頚から胸に縦斑があります。
















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最終更新日  2025.06.10 11:22:32
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