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花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2025.06.24
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変りやすい天気で昼前後に雨が降り出すとの予報でしたが、鳥友から三郷市内でシラコバトを目撃したとニュースをもらい、14年(*)ぶりの再会を期待し探索しました。
しかし、その姿を見つけることはできず、水田地帯に姿のあったアオサギ、ダイサギの行動を観察するのに切り替えました。
観察していると、ダイサギは歩きながら頻繁に小さな餌生物を採食し、アオサギは待ち伏せをして少ない機会に餌生物を採食するのに気がつきました。
かつて、アオサギは繁殖期には東北・北海道に分布していましたが、1990年前後から南下し、千葉県、埼玉県、茨城県等の水田や湖沼で姿を見かけるようになりました。
両種とも魚類をはじめ甲殻類、カエル類、昆虫類を採食するので、採食環境は競合しています。研究者の報告(*)では、ダイサギが小型のタニシを多く採食するのに対し、アオサギはより大きなドジョウやアメリカザリガニを多く採食する傾向がみられたと記されています。しかし、今日探索した水田では、ダイサギはドジョウのようなものを複数回採食していました。これは、周囲に複数のダイサギの姿があり、アオサギは単独だったことが影響しているのかもしれません。
サギ類のほか、オオヨシキリの行々子の鳴き声、複数のハクセキレイが芝生の上を餌を探して歩き回っている姿を観察し、現地を後にしました。
(採食環境が競合するアオサギとダイサギの文献)
濱尾章二・秋葉 亮・棗田孝晴.2013.
採食環境が競合するアオサギとダイサギにおける餌生物および獲得食物量の比較.
Bird Research Vol. 9, A23-A29.
(*千葉県北西部でのシラコバトの観察記録)
シラコバトは、2011年5月8日に柏市内で観察以来、姿を観察しておらず、再会したい鳥のひとつです。柏市内では1979年4月に姿を目撃して以来、1983年6月、1992年2月から8月、1993年4月、1994年5月、7月、1995年3月から6月、1996年6月から9月、2009年3月から8月、2011年5月に姿を観察しています。
小峯(2016)が「埼玉県東部を中心に極めて局所的に分布する」「留鳥として人家近くの垣根、庭木、防風林等に営巣(中略)雑木林の奥深く入り込むことはない。周囲に畜舎がないところでの記録は少なく、畜舎に依存せずに自立している個体は少ないと思われる」と報告しています。
しかし、柏市での観察は、住宅街と雑木林において見かけたもので、畜舎に依存しない環境でのものでした。
(写真)シラコバトは2011年5月柏市内で撮影、それ以外は2025年6月24日撮影


















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最終更新日  2025.06.24 17:59:08
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